メディアはもっと「鳩山首相の潔さ」を伝えるべきだ1

 この日記の左にある「日記内を検索」に「鳩山」と打ちこんで検索をかけると34件がヒットする。初出は2004年7月4日で、その「鳩山」はお祖父さんの一郎氏のことを書いている。34件の内訳は、一郎氏4件、由紀夫氏(兄)27回、邦夫氏(弟)5回。2009年9月6日以降は由紀夫氏が出ずっぱりだ。
 見ていただくとお解りいただけるが、ワシャはずっと由紀夫さんのことをこき下ろしてはいない。どちらかと言えば静かにその動向を見守ってきた。ずっと「阿呆」呼ばわりをしてきた自民党最後の総理大臣麻生太郎氏にまとわりつく胡散臭さを鳩山さんには感じなかったからだ。
 ね、やっぱり出処進退も見事だったでしょ。
「しかし、総理たる者、その影響力をその後、行使してはいけない、そのように思っています。従って私は、次の選挙には出馬いたしません」
 この言葉を自民党森喜朗はどう聴く。談合で総理の椅子に座って、なってみればずっとゴルフ三昧。町内会長程度の力量しかないのに、総理を辞した後も大物ぶって現役の総理たちに物申してきた。こんなヤツが権力の座に座りつづけているから自民党は崩壊したのだ。でも、森喜朗、面の皮は政界一ぶ厚いから、鳩山さんの言葉も届かないだろう。
 少なくとも、元首相の森、福田、麻生の3人は、鳩山さんの言葉に恥じて、早々にも議員辞職をするべきだと思っている。なにしろ、この三バカが日本をここまで貶めたのだから。
 朝日新聞はこう言っている。《言葉に「軽さ」短命8ヵ月》確かに「CO2削減25%」などの発言もあった。しかし、麻生のように「バカ」ではなかった。福田のように「イヤミ」ではなかった。森のように「ウソツキ」ではなかった。
 もし、大マスコミがこの三バカ大将のことを棚に上げて、ものを言っているならば、大マスコミの罪は深い。そして、そんな腐ったメディアに踊らされて行動をとるとするならばワシャたちは本当に「衆愚」「愚民」と呼ばれるのにふさわしいだろう。
 昨日に引き続き『ダダ漏れ民主主義』から日垣隆さんの言葉を引く。
《かつて政治家はサルでもできた。公務員も、合格するまで優秀であればいい時代が長く続きすぎたのだ。もはや、サル的な人には政治家も官僚も務まらない。》
 サルに率いられて、国民までがサルになる必要はない。
 その上で、日垣さんは言う。
「ウソやデマの混在した大小メディアからの情報の断片を正しく構造化し相対化する力量を身につけよう」と。
 そのためにはやっぱり読書でしょ。パセリくん。