ワシャの言いたいことは見出しの9文字に尽きる。
終戦後に文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』という本がある。その中に、おもいきりお花畑な文章があるんですわ(笑)。そこから引く。
《こんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。『放棄』とは『すててしまう』ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。》
日本国憲法なるものが昭和21年11月3日に交付された。終戦から1年ちょっとのことである。戦争でアメリカは日本の恐さを身に沁みて知っていた。これほど強靭な国家に再軍備させるのは「一切まかりならぬ」ということで「平和憲法」なるシロモノを押し付けたのである。そのまがい物を擁護するために、クソ本を作って無垢な子供たちを洗脳した。
文末の「正しいことぐらい強いものはありません」って、甘いですよね~。「正義」ほど曖昧な概念はないんですから。A国から言えば自分たちが正しいけれど、B国から見ればそれは不正義になる・・・そんなことは国際政治では日常茶飯事と言っていい。
さらにクソ本にはこう続ける。長いのでちょっと要約する。
「他国と争いごとが起こった時、戦争によって相手を負かして自国の言い分を通してはいけない。おだやかに相談して争いを収めよう。戦争の放棄でよその国と仲良くして、世界中の国がよい友達になってくれるようにすれば日本は栄えてゆける」
残念ながら、人類の長い歴史の中で、国家間の紛争が話し合いで解決した事例はほぼない。日本が「戦争放棄」を唱えてからの直近の80年でも戦争はあちこちで数多く起きている。でもね、巨大な軍事力を持つ国、核兵器を有する体制と、何ももたない国家が同じテーブルにつくことはなかった。直近ではプーのウクライナ侵攻がまさにそうだ。
『あたらしい憲法のはなし』に洗脳された昭和20年代世代、そいつらに左翼教育をされたお花畑な連中、例えば少し前に安倍さんに抗議して国会前で大騒ぎをしたズールシーでしたっけ(笑)、「戦争が起きたら敵と酒を酌み交わして争いを止めてみせる」などとほざいていたデモ主導者の若僧がいましたよね。だったらオマエ、旅費と酒代をもってやるから、ウクライナでもイラクでもどこへでも行って戦争を止めてこい。
今朝の「天声人語」である。内容などどうでもいいが、相変らず「平和憲法を持つ国」を強調している。80年、進歩しない新聞だねぇ。