「核共有論」の恐ロシヤ

 笑える。今朝の朝日新聞「声」欄。ワシャと同じ歳の農業従事者の投稿である。題して《短絡的な「核共有論」の恐ろしさ》。内容は、じつに短絡的だった。要するに、日本維新の会がまとめた「核共有」の議論が、《広島や長崎の被爆者の声や、核兵器をなくそうと努力してきた人々の様々な努力を踏みにじる》と主張している。

 維新が言い出したかに見える「核シェアリング」は短絡的な話ではない。そのことは後で触れるけれども、そもそも「核兵器をなくそうと努力してきた人々の様々な努力」って、「努力」を2回も使って強調をしているが、その努力はまったく成果につながらない努力ですよね。支那はどんどん中距離核を増産配備し、イスラエル、インド、パキスタン北朝鮮と核配備国は増えている。もちろんNATO加盟国には、対ロシヤで核配備が成され、いまや危痴害プーは核兵器ウクライナを脅迫しているのだ。

 いいですか。「宿題をやろうと努力してきた生徒の様々な努力」は、宿題が提出されなければ評価されませんよ。いくら努力してもそれは間違っていると言っていい。 ワシャと同年のオッサン、《核保有が侵略のリスクを下げるというなら、すべての国が核を保有するという話になりかねない。》 なりかねることはありません。「核シェアリング」を考える人たちは、ロシヤ、支那北朝鮮などの危痴害による独裁国家が持っていることが危険だと言っている。危痴害が刃物を持って民家に押し入ってそこの娘さんを強姦している。だから警察に通報しましょうということ。その警察が来られないとなったら、対抗できる武器を持って戦うしかないでしょと言うことに過ぎない。

《そして世界は軍拡競争や核開発に明け暮れ、常に緊張状態を強いられる。》

 おいおい、例えばウクライナがロシヤの口車にのせられ核を放棄していなかったら、ウクライナの人々は今の地獄のような緊張状態にはならなかった。

 日本人もロシヤ、支那の核弾頭に照準を合わせられているという事実を忘れて、お花畑で夢を見ているから緊張していないだけで、その現実を念頭において物事を考えているリアリストたちはいつも緊張して暮しているのだ。

《世界の平和のために今、何ができるのか。短絡的な見方ではなく、深く考え、行動しなければならないと思う。》

 何もできないからウクライナで多くの市民がロシヤに殺戮されているのだ。おそらくするべきは核を持っているNATOに加盟することだったろう。ウクライナ自身ですら何も手を打てなかったのに、遠い極東でお花畑の夢の中にいるリベラル・サヨクは何もできない。むしろ動きがロシヤを利する。

「短絡的な見方」は、朝日新聞寺島実郎氏の出る偏向テレビしか見ないこのオッサンのほうである。朝日新聞だけではなく産経新聞も読んでいるか?「世界」や佐高信だけではなく「正論」や「Hanada」を読んでいるか?石原慎太郎さんの論文を読んだことがあるか? 「深く考え」るのは結構なことだが、リベサ連中はわずかな情報で考えたまま沈没していって思考が再び浮かび上がってこない。がんばってね。

 さて「核シェアリング」の話である。プーチンが来るっていることはウクライナに対する行動をみても明らかである。そしてフニャチン日本はロシヤに対して経済制裁をする。これをプーは戦争と見なすということで、すでに日本とロシヤは交戦状態にあることを知ったほうがいい。

 そしてプーは、戦争の相手には核を使用すると言っている。そしてロシヤのない地球にはまったく興味がないとも発言をした。つまり、ロシヤが世界から責められプーの政権が崩壊する時、プーが核のボタンを押す可能性はある、ということ。

 東京行きの大陸間弾道弾が発射された場合、まったくなすすべがなく広島型の何千倍の威力を持つ核がはたして何人の日本人の命を奪うことか・・・。

 それに対して日本はまったくなすすべがない。対抗するものを一切持っていない。ワシャは時々喩として出すけれど、裸のフカキョンの話、コミックの「いぬやしき」の中に出てくる全身刺青の暴力団組長、常にピストルを持ち、周辺には多くの武装組員がたむろしている。その男の前のベッドがあって、そこに裸のフカキョンが横たわっている。いいですか、日本は今そういう状況なんです。「いぬやしき」ではスーパーマンの犬屋敷さんが救出に来てくれるけれど、現実の世界にはスーパーマンはいない。

 だったらどうするか。今できることは反社プーチンに対抗する武器を持つこと以外にはないだろう。

 核ミサイル付きの原子力潜水艦を1隻アメリカから購入し日本海に沈めておく・・・なんて書くと、またリベサから「短絡的!」とか言われそうだが、現実の世界を見ようよ、支那の占領地域でも、世界の独裁国家でも、ウクライナでも地獄の世界が展開している。のんきに平和を享受しているのはお花畑の日本人だけだったりして。

「核保有論」を、短絡的に恐ろしいと説くリベサが日本を地獄に連れていってくれる。えらいこっちゃ。