プーチンの戦争

 危機に陥ると人間の本性というか本質のようなものが見えてくる。

《「ウクライナ勝てませんよ」「無駄死にしてほしくない」 テリー伊藤ウクライナ人に発言...口論に》

https://news.yahoo.co.jp/articles/487c14695caf232b7d5b0ada3fd7c9c39bb2e165

 すみませんでした。テリー伊藤氏は、端っから本性が分かっていましたね(笑)。今、危機に直面している人たちに、浅薄な知識でもっともらしいことを口走る。大宅壮一の心配していたテレビ一億総白痴には「なるほどテリーさんの言うことだから間違いなかろう」と受け止められる。これが怖い。

 テリー氏の言う「最優先でたったひとつの命を大切にする」がそもそも間違っている。命は地球より重くないし、命より大切なものは確実にある。おそらくテリー氏が失ってしまったものなんでしょうね。

「誇り」・・・・・・。

「人としての誇り」「民族としての誇り」「国家としての誇り」、これを失ってしまったヤツは穴に入っていろ! 「武士道」を知る者は「矜持」というものを身につけており、恥ずかしい行動はとらないものである。

 ウクライナの人たちは、武士道をもっとも知っていなくてはならないのに忘れかけている日本人に命を賭けて、それを示してくれている。その人たちに「ウクライナは勝てないから、誇りを捨ててお逃げなさい」とよく言えたものだ。

 これは弁護士の橋下徹氏にも共通することなのだが、つまらぬ自説を開陳するのも結構だが、それを公共の電波を使って総白痴にたれ流すのは止めてくれ。

 昨日の中日新聞2面。

《露国営テレビでスタッフが「反戦」訴え 生放送中に》

https://news.yahoo.co.jp/articles/b005bb230e6ba8051b03eaf75fb290a714b93034

 中日の記事が見当たらなかったので、産経新聞のニュースを引いておきます。

 でも、もうどの局も、どのワイドショーでも、映像とともにこのニュースを取り上げているので、勇気ある女性、マリーナ・オフシャンニコワさんは、世界でもっとも有名なロシヤ放送人となった。プーチンの独裁体制下で叛旗を翻すことは、命を捨ててかかっていると言っても過言ではない。命よりも大切なものがあることを、このロシヤ人女性が矜持を失った日本人に図らずも教えてくれた。

 この勇気あるロシヤ人女性を助けられないようでは、もうどの国も人権などと口走ることができないぞ。どんな圧力をかけてでもオフシャンニコワさんを救出しろ。

 日本で「人権派」を気取っている者ども、すぐにロシヤに抗議の声を上げろ。ロシヤへ行っていつもの抗議デモを実行しろ。

 中日新聞の同じ紙面に、田中優子法政大学前総長のインタビューが載っている。ウクライナ情勢を受けて自衛隊明記の改憲論が高まっていることに関して意見を聞いたらしい。見出しはこうだ。

《力の論理 プーチン氏と同じ思考》

 まぁ「九条の会」の世話人をやっているお花畑文化人なので、致し方ないと思うけれど、「改憲派はいつも機会を狙っている。便乗というだけではなく、九条を変えて『力の論理』にひた走ろうとすれば(ロシアの)プーチン大統領と同じ思考になってしまうのではないか」

 ならないって(笑)。こんなのが法政大学の総長をやっていたとは(トホホ)。近世文化については本を何冊か出している。ワシャも何冊かもっているが、そこからはみ出して評論家まがいのことを言っているんじゃないよ。所詮「9条教」のデュープスだということが露わになってしまう。浅薄な知識(テリー氏と一緒ね)で晩節を汚すな。

 今朝の朝日新聞1面。 《ウクライナ「子ども103人犠牲」》

 後世「プーチン侵略」と呼ばれるであろうこの一方的な侵略虐殺。ヒトラースターリン毛沢東と並ぶことになる暴君で狂気の独裁者は最悪の人物として歴史に刻まれる。

 子供たちの未来を摘み取った罪は重い。万死に値する。

 

 えええ!今、テレビを見ていたら、福島で震度6強の地震があったという。

 知り合いが郡山にいるんだけど、大丈夫かなぁ。