バカの戯言

 昨日、「激論コロシアム」という番組で「どうなる?プーチンの戦争 大論争SP」と題して鈴木宗男参議院議員が出て親ロシヤの持論を展開していた。まぁ持論というより出鱈目をほざいていた。

 対する反プーチンの論客が、国際政治学者のグレンコ・アンドリー氏、軍事ジャーナリスト井上和彦氏、慶応大学教授の廣瀬陽子氏らである。

 お三人ともに、狂ったようにまくし立てる鈴木氏に辟易としながらも、控えめに反論を加えていた。井上氏も頑張ってはいるのだが、どうしても常識人の枠から出られない。これが櫻井よしこさん、有本香さん、門田隆将さん、百田尚樹さんあたりなら、鈴木氏は泡を吹いて倒れていたかもね。

 まぁどちらにしても、言っていることは妄想なので、誰も信用しちゃぁいませんが(笑)。

「ロシアへの経済制裁やめれば北方領土は返ってくる」

 わけねーでしょ。そんなもので取り返せるなら、とっくの昔にそうなっている。過去何万もの侵略戦争があって、侵略で奪われた土地を話し合いで取り返した例は数例しかあるまい。そのひとつが沖縄返還であり、小笠原諸島の返還だった。ロシヤに関しては、そのような話を聞いたことがない。

《宗男氏「総理がウクライナに行ったら日本の明日は厳しくなる」

 北方領土交渉は進展せず、解決のめどは立っていない。他の出演者から「ロシアに加担することで本当に返ってくるのか」と念を押されると、「返ってくる! 安倍さんが(2018年に)シンガポールで合意したラインで交渉すれば返ってくる!」と力説。ムネオ節をさく裂させた。》

 この恍惚老人の視野の狭さは如何ばかりであろうか。今、自由と民主主義体制VS独裁専制国家との世界戦争が起きているのだ。ワシャは「第三次世界大戦」と言っているが、その状況でまず優先すべきは、侵略戦争を一方的に起こして、無辜の市民のエリアにまでミサイルや爆弾を落としているロシヤ、プーチンを止めることなのだ。それに対して「四島が返還されるならプーチンの味方をするべき」などと口が腐っても言ってはいけない

 このジジイ、北海道東部の小さな範囲しか見えていないんだな。こんなのに我々の税金から何億も払われているのかと思うと暗澹たる気持ちになるわさ。

《総理がウクライナに行ったら日本の明日は厳しくなる。日ロ関係は終わる」と、ウクライナに同情的な世論を批判、ロシアとの関係を重視すべきと訴えた。》

 バカ。もう日ロ関係は終わっていいのだ。プーチンという独裁者が支配する核兵器保有する国。そして因縁をつけて周辺の国家に対して侵略行為を実行する体制。そんなクズとは縁を切ったほうがいい。

 そして、次にロシヤが崩壊したとき、日本国は北方四島に治安維持のための自衛隊を派遣するべきだ。そこにいる住民を救うため、緊急援助をしなければならない。護衛艦隊群と陸上部隊2万ほどを送って、住民たちの安全を確保しなければならない。なんといっても、ロシヤ軍はその統率体制が崩れると、ブチャ虐殺のようなことを平気でするからね。それを日本の自衛隊が守る。これは大事なことだと思う。

 北方四島の奪還はこれしかない。