九州豪雨

8割が水死、1割窒息死 九州豪雨で熊本の死因判明 急速な浸水、逃げ遅れか》

https://news.yahoo.co.jp/articles/44548098ae1769b611068accb9f9e73b8ef4f3c9

《蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」 熊本豪雨・球磨川氾濫》

https://mainichi.jp/articles/20200706/k00/00m/040/011000c?inb=ys

 熊本県南部、球磨川水系に甚大な被害が出た。この多くは人災だと思っている。蒲島知事、脱ダムはいいけれど12年間、治水をまったく放棄してきた。この責任は重い。

 

夏目友人帳』の話である。ニャンコ先生やあまたの妖(あやかし)がうろうろするのは球磨川流域、人吉あたりを中心にしたエリアである。つまり今回の被害がひどかった辺り、そこが舞台となっている。

夏目友人帳』の中では水害もあって、夏目貴志たちが球磨川支流の合宿所で床下浸水に出くわしている。あるいは別の話では、急に降り出した雨のために川が増水し、橋が通行止めになって出かけた先で足止めをくらうエピソードもあった。また水にまつわる妖(あやかし)や、水流をイメージさせる龍の妖(あやかし)も登場する。風景の中に川、橋、ダムなどが描きこまれ、漫画からでさえも、ニャンコ先生の故郷は「多量の水」が感じられるのである。

 漫画からでさえ水の怖さが伝わってくるだっちゅうに、なんで現場を管轄する知事がその危険性に無頓着でいられるのか、まったく分からない。

 さらに、過去に水害が何度も起きている現実がある。これでなにも対策を取っていないとするなら、知事は妖「凶面(まがつめん)」に精神を乗っ取られていたのか!

 

 故郷(くに)を治める根本は治水である。クマモンとじゃれていないでしっかりと故郷を見据えてほしい。ニャンコ先生のためにも。