檄!投票に行くべし

 今朝の朝日新聞1面、鷲田清一「折々のことば」である。

《私は・・・政治家たちの話し方が、一介の家具職人の話しことばの足もとにも及ばぬことを嘆いた。》

 という、ルポライターの言葉を引いている。先の大戦で出征した家具職人にインタビューをした時の受け答えが、ライターの知るどの政治家よりも端正だったと続ける。

 そりゃあそうさ。何度も言うけれど政治家などというものは「カジュアルに嘘を吐く」ものなのである。さらに昨今、その政治家の劣化は著しく、今朝の新聞には参院選の候補者がずらりと並んでいるが、はたして何人が家具職人を凌駕できうるだろうか。はなはだ疑問だ。

 さて、それで愛知選挙区である。現職・新人合わせて14人が立候補した。ざっと眺めたが、「まぁよくぞこれほど凡人を集めたな」というお歴々が並んでいる。他の選挙区を見ると「この人は!」ときらめく人もいるんだけど、愛知選挙区はかなり低レベルですね。「このラインナップの中から選べ」というのは厳しい。

 じゃあどこなら?ということなんだが、全体的に衆議院の補完院に成り下がってしまった参議院では、それほどのタマが見当たらない。でも、話題性ということであるなら「東京選挙区」や「大阪選挙区」には役者がそろっている。開票時には比例区ともにこのあたりが見どころになるだろう。

 どちらにしてもとにかく「有権者が投票をすること」、これに尽きる。有権者の半分が鼻くそをほじって傍観しているようでは、この国の未来はない。この国のかたちを変えるのは、有権者である。良きにつけ悪しきにつけそれが民主主義なのだから。