朝鮮二題

 おもしろい。今朝の朝日新聞社会面、2つの記事が縦に並んでいる。

上が《「パラメダル 旭日旗想起させる」韓国、デザイン変更を組織委に要望》。

下が《「嫌韓」煽動に抗議する声明 4団体が会見》。

上が、韓国が日本にいちゃもんをつけている話で、下は韓国にいちゃもんをつけている日本にいちゃもんをつけている話である。つまりどちらも韓国が日本にいちゃもんをつけている話で、以前なら、日本側が折れて「まあそこまで気になるならデザインを変更しようか」とか「そこまで抗議するなら主張を呑むか」となったのだろうけれど、今は日本人が覚醒してしまっている。韓国からの要求が「いちゃもん」であることを知ってしまった。韓国からの要望が「Wスタンダード」であることを理解してしまった。韓国からの抗議が「恫喝」であることを見ぬいてしまった。

その上に、韓国に不利なのは、常識のある世界の人々が、韓国の「いちゃもん」「Wスタンダード」「恫喝」がいかがわしいと思い始めてしまったことだ。

国際パラリンピックパーソンズ会長は「伝統的な日本文化を扇で表しているデザインで全く問題はない。組織委に対してデザインの見直しを指示するつもりもない」と明快だ。

韓国サイド、韓国シンパの言うことは、いつもワンパターン。

「日本の侵略を受けた韓国や中国、東南アジアなどのアジアの国々に苦痛を生じさせる明白な政治的象徴」

「植民地支配や戦争の歴史をあいまいに処理した戦後の対応への真摯な反省を通じてこそ、マイノリティーの人権と尊厳が保障される社会をつくることができる」

 いくら韓国側が主張しようとも、歴史をきっちりとひもときほぐしていけば、大韓帝国保護国とするについては、国際的な了承を取り付けている。さらに、「併合することによって莫大な費用がかかる」として「併合」に反対していた伊藤博文を、ハルビンの駅頭で暗殺したのは朝鮮人暴徒であった。

 ずっと韓国は、根拠の希薄な捏造歴史を理由に「真摯な反省をしろ」と言ってきた。その度に不本意ながらも日本は、大人の対応として折れて頭を下げてきた。しかし、結果はご承知のとおりだし、なんと大統領の文在寅が「何べんでも謝れ」と言い出した。ということはずっと謝り続けろということで、日本は韓国の言うなりになれということに等しい。

 もう日本は70年にわたって、始末の悪い隣国に遠慮し貢いできたのだ。伊藤が心配した莫大な資金を投入して造ったインフラをタダで盗られ、戦後の賠償金もせしめられ、単なる戦時売春婦に10億もの金を手渡し、かつきっちりと給与をもらっていた労働者の嘘で、日本企業が接収されようとしている。

 日本人の我慢も限界だと思いますよ……というようなことが朝日の記事を読んで、むくむくと湧いてきたのだった。