旭日旗への投稿

 朝日新聞「声」の右肩投稿。
旭日旗 韓国民の思い聞いては》と題して愛知県の57歳の男性が意見を述べている。
《韓国で行われた国際観艦式に海上自衛隊は、韓国側から旭日旗自衛隊旗)を掲揚しないよう要請されたことを理由に参加しなかった。》
 それで……。
旭日旗の掲揚は韓国の国民感情を傷つけるという韓国側の言い分は理解できる。》
 ちょっと待った!旭日旗が韓国国民の感情を傷つけるって。おいおい、自衛艦は今年ばかりではなく、過去ずっと韓国の港に入港し、韓国海軍とも共同訓練を続けてきた。その間、1度たりともそんな申し出は韓国側から出たことはなく、ということは韓国国民の感情が傷ついたことなどなかったということだよね。傷ついていたとしたら、あの韓国のことである。これまで騒がないわけがない。
 自衛艦旗はれっきとした海上自衛隊の正式旗である。国旗に次ぐ重要な旗と言っていい。それは海軍(サヨクはこう言いたくないだろうけど)の第一等の旗であって、なにものにも代えがたいものである。
 それを降ろせと言うことが、どれほど礼を失したことか。韓国軍の関係者は理解していると思うが、政府がまったく解っていない。それでいてテメエらはカレー色(もっとヘンなものに例えようと思ったがこの程度にしておく)の旗を軍艦のケツにヘっつけて胸を張っていやあがる。
 そんなことはどうでもいい。投書の話だった。《国民感情を傷つける》ものって、一朝一夕に湧いて出るものではない。例えば、広島・長崎への原爆投下にしても、各地への空襲にしても、戦後、日本人はずっとその痛みを共有してきた。73年もの長きにわたってである。アメリカの行った無辜の民への虐殺はいまだに国民の心にわだかまっている。しかし、アメリカ艦艇に対していかなるものにしろ「旗を降ろせ」などとクレームをつけたことはない。アメリカ以外の国にだって同じだ。それを韓国は、具体的な被害を何も示さないまま(何もないから示せないんだけどね)日本に対して強硬に言ってくる。彼の国に国家間の儀礼など、日本に対しては慮る必要はないと考えており、国家が国家をなめているとしか言いようのない失礼をあからさまに実行してくる。今回の「旗を降ろせ」もまさにそれなのである。
 投稿者は言う。
《軍事力を背景に日本が朝鮮半島を植民地化した歴史があるからだ。》
 それはあなたが「サヨク史観」に汚染されているからそう見えるのだ。本を読め。歴史を学べ。ここでくどくど解説する気はないが、日本でいえば平安末期のような状況で停滞していた朝鮮半島が日本と併合しなければロシヤになっていたぞ。そして併合したのちも、日本は朝鮮を植民地として扱ったことなどない。いいか、イギリスがオックスフォード大学をインドに造ったか?インド人を国民として遇したか?
 たまたま帝国主義の時代に、惰眠を貪っていたために列強の食いものにされかけた隣邦に手を差し伸べた、それが朝鮮併合なのである。
《日本の植民地支配の象徴である旭日旗を、韓国領海内に自衛隊が掲げて入ってきたときに韓国国民はどう思うか考えなかったのだろうか。》
 だからさ、戦後、ずっと自衛艦自衛艦旗旭日旗)を掲げて韓国領海内に入り、韓国の港にも寄港してきた。しかし、一度たりとも問題にならなかった。今回だけ70年ぶりに韓国国民の感情が害されたというのか。そんな取ってつけたような被害者感情に配慮する必要などない。
《日本と韓国の間で歴史問題でもめることは今までもあった。》
 一方的に向こうからのいちゃもんだけどね(笑)。
《韓国の言い分に納得のいかないこともある。》
 いかないことばかりだけどね(笑)。
《しかし両国の歴史問題の原因は日本の加害責任にもある。》
 違う。ここを間違ってはいけない。日本人は誤った歴史認識を払しょくするべきである。日本は、平安時代末期のような朝鮮半島が列強から食いものにされるところを救ったのである。鉄道を敷設し、学校を造り、帝国大学まで置き、朝鮮半島の近代化のために日本国民に使うべき税金を惜しみなく投じた。今でも北朝鮮の電力を補っているのは、日本の作った水力発電所なのである。いわんや南朝鮮の受けた恩恵は莫大なものになるであろう。
 歴史問題の被害者は日本人である。そう言ってまったく問題はない。これは自信があるのだが、おそらく大東亜戦争時に旭日旗を見た朝鮮人のほとんどは旭日旗に嫌悪を示さないだろう。朝鮮半島で日本の教育を受けた高齢者はおおむね親日の方が多い。慰安婦を名乗ってデマを飛ばす連中は別としてね。
 旭日旗を槍玉に挙げて大騒ぎをしているのは大半が戦後生まれの朝鮮人で、彼らはもちろん日本軍の掲げた旭日旗を見たこともないし、旭日旗が戦後に物理的な被害を及ぼすわけもないから、かつて格下だと思っている日本に朝鮮半島が支配されたという感情だけで騒いでいるのだ。
 この投稿者はこうまとめる。
《まず韓国の言い分をよく聞いて議論を進める姿勢も、時に応じて必要だ。》
 なにを言っていやあがる。韓国の言っているのは「言い分」ではなく「言いがかり」なのだ。その言いがかりをよく聞いてしまったがために「慰安婦問題」はとんでもないことになってしまった。
 ここは日本人の名誉を守るためにも毅然と撥ねつければいい。そして、日本には「自衛艦旗」を降ろせといいながら、各国の対応はまちまちで、さらに自分たちは黄染みの旗を掲げてんジャン。
 ぜひ、投稿者には近現代史に関する本を読んでいただきたいものだ。