人にほどこしを受ける、モノを恵んでもらう、これほど情けないことはない。かつては「おもらいさん」と言って蔑んだものだ。だから、貧しい家庭であっても、まずは子供にそんな惨めな思いはさせられないと、自分の食い扶持を切りつめても、子供の支出に回したものだった。
それがどうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000039-mai-soci
保護者に支払い能力があるにも関わらず、子供の給食費を滞納するとは、なんとまぁ、人倫地に落ちるというか、恥ずかしい人種が増えたものである。
給食費を払わない理由が、これまた情けない。《「ケータイの支払いが先」「義務教育なので無料のはず」などと渋るケースが続出》
だったら、テメーのガキにケータイを食わせておけ。義務教育なので無料の「はず」ってなんだ?テメーの常識のなさを恥ず入れ!
いかんいかん、つい語気が荒くなってしまった。ダジャレもかましてしまったわい。上品にいかないとね。
さて、給食費の滞納問題は、なにも大阪市だけの話ではない。全国の自治体がこの「乞食保護者」に苦労している。金のためならプライドなど簡単に捨て去ることのできる気概のない人間が蔓延っているからだ。
プライドのためなら一命をも賭す、そんな高邁な志を、子供の給食費をケチるような輩に求めるほうが、どだい無理なのかもしれないが、社会の一員としての最低限の義務は果たそうよ。
「人権ジンケン」ってサヨクは叫ぶけれども、こういった連中に守るべき人権などあるのだろうか、「給食費滞納者は市の広報で名前を公表します」とアナウンスすれば、さずがの厚顔保護者もしぶしぶ支払いに応じるのではないか。
もちろん、これは本当の生活困窮者を除外して考えていかなければならないけれど。
税にせよ、家賃にせよ、給食費にせよ、支払い能力があってなおかつ滞納を決め込む卑怯者はどんどんと晒し者にすればよろしい。命まで取ろうと言うのではないんだ、公の費用をどうどうと食いつぶそうってんだから、橋のたもとで晒し者くらいは覚悟しているのだろう。