上記の日記を書いて、朝刊を見たら、一面に「自民、世襲制限先送り」の見出しが飛び込んできた。そりゃぁ自民党には無理でしょう。『世襲議員ゴールデンリスト』の170ページのうち140ページが自民党の世襲議員なんだから。
このリストに載っているどなたどなたも地方政財界を牛耳る華麗なる一族の方ばかりだ。祖父は大会社の創始者で、叔父が貴族院議員、妻の父が県議会議長で、実父は衆議院議員……なんていう世襲議員はざらにいる。こんな天上の方々に「格差をなくせ」とか言われてもねぇ。
小泉チルドレンの学級委員の杉村太蔵議員が、次の衆議院議員選挙の出馬を断念した。いい選択だと思う。今の杉村さんには政治家は重すぎた。もう少し大人になって利口になって再起を図ればいい。
しかし、杉村さんが世襲議員なら全く自民党の対応が違っているだろう。総理大臣の息子ということ以外に何の取り柄もない進次郎くんと太蔵くんとどれほどの差があるというのか。国会のルールを知っているだけ太蔵くんの方が役に立つと思うんだけど。なんなら神奈川11区から太蔵くんを後継者として出馬させれば小泉さんの株も上がったのに。やっぱりチルドレンよりも実子の方が可愛かったということで、日本を引っ掻き回した変人は本当に変人でしかなかったということでした。ポテチン。