鬼平待望論

 ワシャは、池波正太郎の『鬼平犯科帳』の大ファンである。もちろん文藝春秋から出ているシリーズは全24巻揃っている。その他にも「鬼平」関連の書籍、雑誌なども多数棚に挿してある。

 今日はそんな楽しい話ではない。関東一円でおきている凶悪な強盗どものことである。

《東京・中野区の強盗事件で21歳男を逮捕 スマホSNSに「狛江市」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/3939105c7ba781b11e67c19b434cb407f5124f3f

 そもそも強盗は凶悪に決まっているのだが、とにかく今回のクソ強盗どもは性質が悪い。人がいないと思って盗みに入ったものの、家人と遭遇し強盗になる・・・というケースはままある。しかしこいつらは、人がいることがわかっていて侵入し、その人を暴力で脅して金品を強奪する。老人を十数回にわたって殴り、顔面を3カ所も骨折させるって尋常じゃない。また、狛江市では90歳の女性を暴行し殺害している。

 これってさ、『鬼平犯科帳』に出てくる「畜生ばたらきの凶賊」なのである。例えば物語ののっけに出てくる「野槌の弥平」と同種の外道で、弥平一味は鬼平に捕まりことごとく磔刑に処せられた。

 ワシャが見る限り、野槌一味に匹敵するほど悪辣な今回の強盗連に対し、はたして銃を撃つことさえ躊躇う現在の警察、人権派の軛によって雁字搦めにされてしまった警察組織が対処できるのかが心配だった。

 それでも今回の警察の動きは早かった。19日の狛江市の強盗殺人犯を21日には逮捕している。どうやら警視庁にも長谷川平蔵がいるらしく少し安心をした。

 しかし、野槌の弥平を捕まえるまでいかなければならず、末端の実行犯など、強盗殺人でさっさと死刑にしていけばいい。基本的に犯罪者に人権など認めないというのがワシャのスタンスで、ぐつぐつ言う人権派弁護士どもは、殺された女性の人権、多数の凶賊に囲まれて殴られ続ける人の人権を念頭に置いてモノを言え。

 おそらくこの凶賊どもにも人権派と称する弁護屋が付き、「その取り調べは人権侵害だ!」とか言ってくるのは目に見えている。

 こいつらを含め犯罪者はある一定数存在する。だが大多数の国民は健全に日々の生活を営なんでいる。それが事務所で、自宅で、想像を絶する暴力に襲われ、命までも奪われてしまった。どちらの人権を守るのかは、自明の理である。

 凶悪犯の人権を守ってきた連中の罪は重い。

 

 今こそ、県の管轄を超えた広域機動警察隊を編成し、凶賊どもを徹底的に取り締まらせる時期に来ていると思う。ニックネームは「鬼平部隊」である。