『日本国紀』読みかけ中

 いやはや、『日本国紀』に集中しようと思ったのだが、なかなか雑事が多くて読書の時間が確保できなかった。だから、昨日じゅうに読み切るつもりが、まだ江戸時代の初期(180ページ)で立ち止まったままだ。
 それでも江戸までの感想を言うと、やっぱり通史だった。おそらく百田尚樹さんが、それぞれの歴史上の人物を丹念に描きこんでいけばムチャクチャおもしろいものになるのだろうが、わずか500ページで国史を現代まで書き切るには、やはりそれぞれのパーツを端折らなくてはならない。百田尚樹の「聖徳太子」、百田尚樹の「藤原家物語」、百田尚樹の「平家物語」、百田尚樹の「北条時宗」を読みたいと思うのはワシャだけではないだろう。そういった意味でそれぞれの時代時代での百田節が語り尽くされていない。百田節ファンとしては、少々食傷気味ではある。それでも江戸から平成までで340ページあるので、後半戦に期待して今日中に読んじゃおうっと。

『日本国紀』に優先した雑事というのは、自衛隊の幹部との私的な飲み会だった。夕方から駅前の料理屋で痛飲したのだが、これが、結構おもしろかった。具体的な対中戦略や、部隊の編制替えの話も出て、現場の緊張感がひしひしと伝わってきた。我々ののんびりとした日常は、日夜、神経を張りつめて勤務をする自衛官の存在のおかげであることを忘れてはならない。ハロウィンだとかで軽トラをひっくり返して浮かれ騒ぐバカも、安全な国柄があってできるバカなのである。シリアで同じことをやってごらん。絶対に射殺されるから。
 
 さて、今日も忙しい一日が始まる。見え張って言っているんじゃないんですよ(笑)。やることは山ほどあるのだ。はたして『日本国紀』を読む時間がつくれるかどうか。明日の日記で「読めた〜」って言いたいなぁ。