モノのいい人

 昨日の「BSフジ プライムニュース」がおもしろかった。ここで30分くらい見られます。

《【規制強化へ】議論内容で与野党対立 鈴木馨祐×山井和則×高井康行》

https://www.youtube.com/watch?v=TkJYz9vSI8U

 ゲストは自民党鈴木馨祐代議士、立憲民主党山井和則代議士、弁護士の高井康行氏の3人の巴バトルであった。鈴木氏も山井氏も論客で名をはせる議員で、でなければ党のほうもかなり突っ込まれる可能性の高い「プライムニュース」には出せまい。

 この与野党関わらず議員の論理を振りかざしてくる両論客に対峙するのが、高井康行弁護士だった。この人、数多いる弁護士コメンテーターの中でもずば抜けてレベルの高い人で、この与野党の強硬論客を鼻先で蹴散らしてしまった。2人の論客は、「高井さんの仰るとおり」とか、高井さんが厳しく規制強化を論じていると、もう教授の話を素直に聞く善良な学生のように「ふむふむ」と頷いてばかり。ディベート力では圧倒的な違いを見せつけてしまった。後半は2人の議員、高井先生に叱られているという雰囲気だった(笑)。

 鈴木代議士、東大を出て財務官僚になり鳴り物入りで政界に入っても、5期も務めると、「聞いていない、承知していない、話せない」ばかりで、こんな風に劣化してしまうんだという典型だ。まぁ財務官僚出身ということでバリバリの「増税派」であり、国民の痛みにはまったく無頓着な上から目線の議員。こんなのばっかりだから自民党が傾き始めるのも無理はない。

 

 東京15区である。崩壊寸前の自民党は不戦敗。それでも9人の候補者が出馬し、激戦を戦っていく。

 そんな中、昨日、早速に「衆院補選ネット討論・2024」なるイベントが開催された。動画はこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=6QgvoufSBr8

9人中8人が出席して激論を交わした。卑怯にも敵前逃亡をしたのは、立憲民主党の酒井菜摘氏。他の候補者は全員揃っている。ここはどんな所用があろうとも、出席して持論を展開すべきところだったのではないか。卑怯なところは立憲民主らしいが、まぁ立憲共産社民の票でがんばってくだされ(笑)。

 その他の8人である。逃げた議員よりはまともと言えばまとも。しかし、ピンからキリまでいて、人物のモノは明確に出てしまった。上記動画をご覧いただければ、誰がピンでキリがどれとどれかというのは一目瞭然ですね。

 政権与党である自民党安倍晋三さんが一時建て直したかに見えたが、安倍さんが凶弾に倒れて以降、フニャチン岸田ではそもそも自民党を支えることすらできなかった。自民党の崩壊は始まっている。しかし討論会から逃げてしまう立憲民主などが、政権を担えるかというと、世間はそれほどあまくない。卑怯者に国家は委ねられない。

 おそらく崩壊を食い止めるために自民党は、劇薬の石破氏あたりを投入して、短期を凌ごうとしているが、それもクソジジイ連の浅はかな考えでしかない。もうちょっと広い視野、深い思考をもとうよ、麻生さん。

 自民党の転落を止められるのは、現時点では安倍さんの遺志を継ぐ高市早苗さんしかあるまい。そもそも自民党保守政党にも関わらず、安倍さん亡き後、リベラル左翼政党に陥ってしまった。これに歯止めをかけなければ自民党の未来はない。

 そして今回は、島根1区を除けば不戦敗。そんな政権与党があるかってんだ!

 さて、東京15区、ここが日本政治の試金石になる。とにかくモノのいい候補者を選ぶこと。ここまでくれば党派もクソもない。日本国民がきちんと政治家を見極められるか、その第一歩が東京15区にある。