細田議長記者会見

 今朝の朝日新聞細田博之衆院議長のニュースが1面トップだ。2面はまるまる細田議長。4面も3分の2を使って細田批判を展開する。さらに社説で攻撃し、社会面でもジイサンのセクハラについて責め立てる。

 朝日新聞の主張や社説にまったく興味がわかないので、話題にするのもなんなのだが、たかがよぼよぼのジジイが議長職を辞任する程度の話でここまで紙面を費やして叩くかねぇ。

 2面に「視点」というコーナーがあるのだが、ここの視点が笑えた。《議長の権威 おとしめた自覚なし》と題し、《国会議員に範を示す立場にある。それだけに中立性や公正性、さらには高い見識や品性が求められるはずだ。》と主張する。

 なわけねえだろ。国会の議長など、長老議員の上がりのポストでしかない。過去の衆院議長のラインナップを見てもとんでもないのがやっている。土井なんちゃらという議長なんかは、拉致被害者北朝鮮に告発してしまったほどの親北だった。そんな連中が範を示せるか。中立性もくそもない。高い見識や品性など政治家に求めること自体不毛だ。政治家という既得権益にあぐらをかき、ある意味で、国会議員という特権の上にふんぞり返っているだけの連中である。その中で祭り上げられたジイサン、バアサンに何を期待しているのか?

 それにね、国会を始めとして、都道府県にも市区町村にも山ほど議長がいるけれど、細田議長をはじめとしてだいたい大部屋の議員しかなれないよね。選挙互助会のような大部屋で、強い志を持った高邁な人物なんてめったにいませんよ。

 どこの議会にも、歴代議長の顔写真が額装されて掲出されていると思うけれど、壁紙の日焼け防止以外の役には立っていない。議長なんてそんなものでっせ。朝日新聞はなにを期待して「議長」職をそこまで持ち上げるのか?それは簡単で、持ち上げれば持ち上げるほど、落とした時の衝撃が増す、それを狙っているだけのことなんですね。

 

 愚紙の話は終わっておく。ここからは、テレビで流されていた細田議長の辞任記者会見を見た感想である。

 おいおい、細田議長、よれよれじゃないか。呂律も回っていないし、目があちこちに泳いでいる。こんなんでは町内会長すら困難だ。議長を辞すことは大歓迎、そして衆議院議員も辞すべきだ。

 エネルギーや産業政策について「私以外が簡単にできる仕事ではない」と、よろよろ発言していたが、そんなよぼよぼの後期高齢者がやれるんだったら誰にでもできるって。それこそ近所の町内会長でもできそうだ(笑)。

 それともうひとつ。ジャニーズ事務所の会見からも感じたことなんだが、細田議長を1人置いて、周辺をびっしりと報道陣が囲んで、矢継ぎ早に質問を浴びせかけるやり方は、病み上がりの老人をいじめているだけのような絵面(えづら)で、なんだか報道自体の劣化を見せられているような気がした。

 ワシャは、この一点だけ。

島根県民を愚弄してはいけない。衆院選出馬は止めて、とっとと議員も辞めて宍道湖の夕日を愛でながら余生を楽しみなさい」