吉本新喜劇か!

 吉本新喜劇の鉄板のギャグに、ヤクザが住民にボコボコにされた後、負け惜しみで「もうこのへんで許しといてやらぁ~」と吐き捨て逃げるというものがある。池野めだかさんあたりが得意なネタだった。

 今朝の朝刊を読んでいて、まさにそのギャグが脳裏をよぎった。

《ロシア、東部攻撃に集中 キエフ侵攻停滞、方針転換か》

https://www.asahi.com/articles/DA3S15247283.html

《ロシア軍参謀本部のルツコイ作戦本部長は「作戦の第1段階の課題は達成された」と述べ、今後はウクライナ東部での作戦に集中する意向を示した。》

 まさにめだかさん。2日でキエフを陥落させ、あわよくばゼレンスキー大統領を拘束あるいは処刑し、傀儡政権を樹立させるつもりが、キエフ攻防戦で、大反撃にあってボコボコにされてしまった。

 この1ヶ月のロシヤ軍にとっての泥沼の戦いは、「目的はウクライナ軍の軍事施設に打撃を与え、ドンバス攻撃のための兵力再編を許さないことにあった」と主張している。言い訳だ。いわゆる日本軍の大本営が「撤退」を「転進」と言い換えたようなもので、キエフ大攻防戦での敗北が確定したということ。プーチン・ロシヤが負けたのである。

 すでにロシヤ軍の将軍クラスが7人も戦死している。これは通常戦では異常なことと言っていい。補給もままならないようだし、兵士たちの士気も落ちている。危痴害プーチンが核や生物・化学兵器を使う可能性もあるので、軽々には言えないけれど、ここはウクライナ軍にがんばってもらって、西側自由主義陣営は潤沢な支援(武器も資金も)を行って、ドンバス解放戦にも勝利を得ようではないか。

 この一連のプーチン戦争は、これはウクライナのためだけではない。強権的な独裁支配に甘んじ、言論の自由さえないロシヤ国民の解放の戦いでもある。さらに言えば、小物ヤクザの背後にいる暴力団組長が支配するエリア住民の解放の緒戦とも考えられる。

 ハイブリッドな世界大戦はもう始まっている。それを第一次ハイブリッド世界大戦と呼ぶか、第三次世界大戦と呼ぶかは、後世の歴史家に委ねたい。