この危機感のなさは如何ばかりであろうか。
今朝の朝日新聞投稿欄右肩。《ウクライナへ爆弾より花火を》という77歳の人の投稿だ。テレビで長岡の花火を見て、戦後70年の年に真珠湾で上げた長岡花火を思い出したんだとさ。それと同レベルと言わんばかりに「ウクライナとロシヤの両首脳にも、立場を越えて共に夜空を見上げてもらったら」と言っている。
残念ながら、日本のお花畑の皆さんにはウクライナの緊迫が伝わっていないようだ。ウクライナ側からロシヤ軍に向かって撃っている爆弾を花火に換えたら、たちまち東部戦線も南部戦線もロシヤが盛り返して「ブチャの悲劇」が繰り返されるだけである。
「爆弾ではなく花火を打ち上げたい」との平和への妄想は己の頭の中だけでやっていろ。この手の妄想家が日本の危機、東アジアの危機を高めてきたと言っても過言ではない。
万人が爆弾より花火がいいに決まっている。しかし、国際ルールを無視して侵略を実行し、その上に占領地の住民を虐殺して恥じない国と共に花火を楽しんでどうする。こんなマヌケな投稿を右肩に掲げて善しとしている朝日新聞はもう終わっている。
核兵器を持った国際ルールを守らない3つの侵略国家が手を握った。それが日本の隣国に並んでいる。花火など打ち上げている場合ではなく、ミサイルを準備すべきなのである。
もちろん日中国交50周年などまったく祝うべきものではなく、この50年、日本国民の血税を支那人民解放軍の軍拡へ注ぎ込んできた自民党政権の愚かさを反省しなければいけない。支那への支援を中止したのは安倍首相だった。それ以前、田中角栄以降の総理大臣は、いそいそと朝貢し、日本の支援で支那を軍事大国に育ててしまった。この愚かさは恥じてしかるべきだ。