支那という狂獣

 これが21世紀前半の惨状か。 《蘋果日報に続き立場新聞も廃刊…中国の言論弾圧に白旗》 https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c65005cba9b9555726e0673d8c811c0551030b

 次々と香港の自由が殺されていく。このことを先進民主主義国家が見過ごしていいのだろうか?

 ドイツがようやく外相、スポーツ相の北京冬期五輪出席を見合わせたようだ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/d42cef013935d81e066b29c85e087e2cb128cb9b

 しかし理由が「新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)」なんだそうで、いや、そこじゃないだろう!って話ですわ。

 今、中国共産党が推し進めているものは、ナチスドイツのそれよりも最悪で、かつスピーディーだ。「一国二制度」を保障されていた香港は、言論の自由を奪われ、投票の自由も奪われ、それらに文句を言っただけで拘束されてリンチを受ける。  ウイグルでは若者は内臓を生きたまま摘出され、女性は望まぬ不妊手術を強制され、老人は今さらながらの職業訓練と称する再教育洗脳をされている。ナチスドイツですらもう少し限定的な範囲で、そのスピードも支那よりは遅かったし、期間も短かった。

 こんな非道の集団を許しておいていいはずがない。

 森博嗣『悲観する力』(幻冬舎新書)のまえがきの冒頭にこんなフレーズがある。 《人類が地球上で支配的な立場に成り上がったのは、つい最近のことのようだ。少なくとも今では、ほかの動物よりは自由に行動ができる。動物園に行けばそれがわかるし、街を散歩すれば、出会うペットたちがリードにつながれているのを見て、たぶんわかるだろう。人間の子供は、リードにつながれていないのだから。》

 森さんが『悲観する力』で展開する論旨とは違う使い方をさせていただくが、香港、ウイグルチベット南モンゴル人たちは、確実にリードにつながれている。そのリードが見えるか見えないかだけで、ウイグル人はそのリードに手繰り寄せられて、肝臓を抜かれて焼却されてしまう。

 中国共産党下の子供たちばかりではない。共産党員だって見えないリードで習近平に引っ張られているのである。  そんな体制の国でそもそも五輪など開催していいのか?そんな党の軍隊である人民拘束軍の海軍に日本近海を荒らし回られて、ぐうの音もでないのか?

 この歴史上最大最悪の反社勢力に対して、岸田首相はとても理解がある。そんな首相をいただく日本国が情けなくてしかたがない。その点は情けない国家なんですが、やっぱり愛すべき母国なんでなんとかしなければと思ってしまうんですね。

 でもね、こういったのをごまめの歯ぎしりと言う(笑)。 ちなみに「ごまめ」というのは「ゴマ」のことでも「マメ」のことでもありません。カタクチイワシの干したものを「ごまめ」と言います。弱い魚のイワシがさらに干されて、もうどうしようもないくらい弱っちくなったのが「歯ぎしり」をするっていうことらしいです。