一国二制度は災難

 台湾の総統選で民進党蔡英文総統が再選された。善哉善哉。

《台湾・総統選 香港民主派が歓迎 活動家の周庭さん「香港の影響大きい」》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00000502-san-cn

 習金平に対して民主主義、自由主義の牙城がいかに手強いかを示すことができた。香港の活動家の周庭さんも、このことを歓迎している。そしてこう言う。

「この数年間、香港人は中国という独裁国家の恐ろしさを身をもって感じてきた。どうか、あなたたちの主権、民主と自由を守ってください。一国二制度は災難です。もう蔓延(まんえん)してはならない」

 少し違う。一国二制度が災難ではなく、中国共産党が最悪の災厄なのである。この歪なファシズムの党がアジアに害毒を流し続けている。この漢民族の体制が、選挙制度を導入している民主国家であれば、アジアがどれほど健全に発展していたことだろう。

 

 今回の民主主義の大勝に対して、チャイナチ、支那ナチが文句を垂れている。

台湾総統選挙うけ 中国“独立を断固反対”》

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200112-00000065-nnn-int

《選挙結果を受けて中国政府はさっそく、「われわれの基本方針は一貫して、一国二制度による台湾統一だ」「いかなる形の台湾独立計画も断固として反対する」などとけん制した。》

 おいおい、チャイナチ、ボケたことを言っているんじゃないよ。一国二制度は香港で破綻している。そして、香港の災難を先進民主主義国家は絶対に見逃してはいけない。これは、経済という名のゼニの話で、なし崩しにしてはいけない文明の戦いなのだ。21世紀に生きるものとして、百年後、千年後の人にあざ笑われたくない。後世の日本人に「よくあの時に自由を死守してくれた」と感謝されたいと思っている。

 日本の政治家は、ここはきっちりとチャイナチから自由と民主主義を守る戦いをしていく覚悟をしろよ。

 品のない言説になるけれど、「中国共産党に金玉を握られている経済人」など無視しておけばいい。やつらは千年後の名前より、目先のゼニが欲しい守銭奴だ。

 チベットはほぼ蹂躙されてしまった。ウイグルは瀕死の状態にある。香港の若者は今必死に戦っている。台湾の民意はチャイナチを否定した。

 さて、かつてはアジアの牽引役として尊敬を受けてきた日本はどうする。下品で御免。「金玉握られ経済人」に引っ張られて、チャイナチの首領を国賓で歓迎するか?先の大戦ヒトラーナチスと組んで日本は大やけどをしたことを思い出せ。

 ここが先途である。

習近平国賓招聘を止める

〇どうしても国賓で呼ぶというなら、事前に「ウイグルチベット・香港」の対応について痛烈な批判を展開する

〇台湾と国交を回復し、蔡英文総統を先に国賓として招く

 これができれば安倍首相は千年後も名首相として名を残すに違いない。

 

 日本が、自由を愛し民主主義を堅持する文明国家なら、あらかじめこれらの手段を打つべきであろう。これ以上、全体主義国家、一党独裁国家、覇権主義国家、ファシズム・ナチズム国家の台頭を座視してはいけない。

 支那と組んでゼニ儲けをもくろむような輩は、歴史に背信している。日本が立ち上がらなければアジアの安定はないし、チャイナチ周辺の人々の安寧はない。

 

《中国、蔡総統への祝意に反発 日米英に抗議》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00000065-jij-cn

 支那の報道官(ナチスドイツで言えばゲッペルスの腹心といったところ)がこう日米英に抗議している。

「台湾の選挙は中国の一地方の問題だ。関係国は『一つの中国』原則に違反しており、強烈な不満と断固反対を表明する」

 バカなことをほざいているんじゃないぞ。明治6年(1873)6月21日、副島全権大使の副官に対し、清朝総理衙門(しんちょうそうりがもん/外務省のような機関)から、「未だ服せざるを生蕃(せいばん)と謂うてこれを化外に置き、甚だ理(おさ)むることをなさざるなり」と答弁しているではないか。ちなみに「生蕃」とは、台湾の先住民族のこと。

 それにしても、支那も朝鮮も自分に都合の悪いことは「なかったこと」にする。そのくせ自分に利があることは捏造をして「あったこと」にする。ずいぶん卑怯なことですな(嘲)。

 とにかく130年前に支那大陸にあった帝国は「台湾は中国ではない」と言っている。だから支那ナチの言っていることは嘘である。

 台湾は支那中国ではない。