反社社説

 今朝の朝日新聞社説。

ジャパンライフ なぜ被害は拡大したか》

 社説は、被害拡大の要因として、まず「消費者庁」が悪いと言っている。

《担当の課長補佐が「本件の特異性」「政治的背景による余波懸念」と書いた文書を作成し上司に説明したことが後に判明。しかも補佐は翌夏に同社に再就職》

 消費者庁の不良職員が一因を担っていると書く。書きながら、「政治的な背景」という文言を忍び込ませることは忘れない(笑)。「政治的な背景」から、安倍首相の「桜を見る会」の招待状に話をつないでいって、《税金を使った供応ではないかと指摘された「桜を見る会」だが、ジャパンライフとの関係を含めて、解明しなければならない疑惑が数多く残されている。》と筆を走らせる。

 解明しなければならない疑惑なんてないって!

「税金を使った供応」というが、参加者は参加費を払っている。そして、日本全国から自腹で旅費を払って東京まで来ているのである。どこに「供応」があろうか。

 朝日の社説、「負の遺産」「政治不信」「悪徳商法」などの言葉を並べ立てて、朝日お得意の印象操作をしようと躍起だ。具体的な安倍批判だけで224文字も費やしている。

 でもね、朝日新聞社の幹部が、多額の顧問料を受け取りつつ、対行政、対政治家へのアプローチ指南をしていたことは34文字でさらりと記載して済ませようとしている。それも「・・・多額の顧問料を受け取っていたという。」と末尾が「という。」と伝聞の形になっている。

おいお~い、違法性の認められていなかった当時のジャパンライフに招待状を出したことについては、紙面を何度も何度も使って責め立てているくせに、自社の幹部には「という」で、証言を求めることも、追及をすることもしないとは、随分温度差がありますな。

テメエの身内には手心を加えて、まったく不可抗力でハガキを出した方ばかりを、その1イシューで徹底的に叩く。相変わらずやっていることがヤクザだねぇ(笑)。確かに、末端の販売店押し紙を押しつけて販売部数を底上げするような新聞社は、暴力団と同じ手口で生き伸びていると言われても仕方ないか。