朝日新聞のおかしさ

 今朝の朝日新聞。トップのニュースが《ライオン10万円 猫より安い》って、こんなニュースが国民に第一等に知らせなければならないことなのかい!この「動物たちはどこへ」という特集が2面にまで続く。やれやれ。

 3面にきて、ようやく菅総理の写真があり、《政権と沖縄 変わらぬ溝》というニュースがあるくらいだ。朝日の社是からすれば、どう考えても、こっちをトップにして大批判キャンペーンでしょうが。

 その下に《安倍前首相が靖国神社参拝 7年ぶり》という記事がある。朝日新聞のひねくれ方から言えばこっちでもよかった。その記事の下に小さなポイントで《韓国「深い憂慮」》とある。勝手に憂慮してろ。

日本人は、コミンテルンに毒されたGHQの頚木からようやく離れつつあるのだ。

 朝鮮利権に群がる連中の都合で「侵略戦争」というレッテルを貼られてしまったが、それも剥がれかけている。

 いつまでも「敵国」が日本に内政干渉しているんじゃないぞ。

 

 それにしても武漢肺炎のニュースは減ってきている印象である。「天声人語」もコロナネタと言えばそうなんだけど、内容は朝日新聞の連中が通っていた支那料理屋がコロナの影響で閉店するという「お涙頂戴モノ」。今までのようにコロナ危機を煽りまくるものではなかった。

しかし「天声人語」、よく考えろよな。その支那料理屋がつぶれたのも、朝日新聞を筆頭にしたマスコミの過剰なコロナ煽りのせいだということを。その店をつぶしたのは朝日新聞が片棒を担いでいるのだ。

 

 ワシャは、9月いっぱいが会議月間だった。諸々の議題をいろいろな会議体で協議、質疑をする。ところがこのコロナ禍で、会議に参加するメンバー全員にマスクの着用が義務付けられた。すべての席が透明アクリル板で仕切られているんですよ。それに委員の席も執行部の席もある程度の余裕が取ってある。そして、質問席で質問する委員以外は、みんな自席で黙って聞いているだけなのだ。なかには寝ているヤツもいるけれど。

 そんな状態で、どうやってコロナウイルスを飛沫として飛ばせるというんだ。ワシャは「質問者のマスクは外してもいいのではないか」と提案したが、結局、マスコミ報道に踊らされた長老たちの「マスクは絶対」に押し切られた。

 いいですか。マスクで顔下半分を隠してしまっては、表情で語ることが出来なくなってしまう。なんのための質疑なのか分からない。せめて、発言者はマスクを外す、そのくらいの応用力は身に付けようぜ。

 

 小林よしのりゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論』(扶桑社)がおもしろい。コロナの恐怖を煽る報道番組や識者たちを徹底的に風刺しておもしろい。コロナの女王と呼ばれるオバサンや、全体的な報道姿勢が印象操作ばかりのハゲコメンテーターなどの絵がクリソツで笑える。

 コロナの女王は、初動の頃にテレビに出始めて、そこからどんどんと化粧、ヘアースタイル、ファッションが改築されていった。改築というよりもへんな増築なので、見ているこっちが辛くなってくる。妙な色気を出すのは、逆にみっともないということを知らない人は悲し過ぎる。

 その点、よしりんは好意的に描画をしていると思う。けっこうキャラクターとしてはかわいらしく描いているではないか。

 

 そんなことはどうでもいい。『コロナ論』の中に興味深いことが書いてあったので、それを皆さんに伝えたかったのじゃ。

 フランス在住のある人の証言として「フランス人は食事の前も、トイレに行った後も手を洗いません。夜は顔も洗わず、歯も磨かずに寝る人が多いのです」というのを載せている。

 確かに、湿度が高くないヨーロッパでは、毎日風呂に入る習慣はないし、水そのものが硬水なので、肌にもよくないからね。衛生観念は文化だから一概には語れないけれど、水が軟水で、初めて日本にやってきた欧米人が日本の川を見て「滝が流れている」と言ったほど潤沢に水が流れている。そして高温多湿な風土を持っていれば、江戸時代から貧乏人でも毎日湯に浸かったもんじゃ。

 洗い物、部屋の使い方などについても、日本との差を描いていて、実によく解った。こういうふうに情報を流してくれれば、とても国民の役に立つと思うのだが、朝日新聞はライオンさんの身の振り方ばかりを語っていて、そんなことはどーでもいいのだった。