無惨天声人語

  ワシャは朝日新聞の「天声人語」ばかりを気にしているほど暇ではないのだ。しかし、朝刊が届き紙面に目をやると、引っ掛かりというか、違和感を覚えて、ついつい読んでしまう(泣)。前回が5日前ですぜ。一週間も経たずして、また愚コラムを売ってくるとは、天声人語くん、なにをやっているのか。「くん」付けもしたくなくなるくらい劣化が激しい。これを書き写せとは、言語道断、天声人語道断だ(なんのこっちゃ)。

 先月の18日に《劣天声人語》と題して書いた。

https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2019/12/18/103344

《今朝の「天声人語」が酷い。こんなのなら中学生でも書ける。毎年、住友生命が発表している「創作四字熟語」を11個、年間の事件とともに並べただけのもの。》と嘆いたばかりである。

 そうしたらまた、東洋大学が出している「現代学生百人一首」なるものから、短歌を並べるだけという暴挙をコラムでやりやがった。前の「羅列コラム」から1か月経っていない。それでまた「羅列コラム」をやるか。

 いいですか、天声人語600字しかない。その600字中218文字を応募短歌6首と作者名で埋めてしまう。それに陳腐な感想を付けて303文字を費やす。

「魂が揺さぶられる」

「だれもがとまどう思春期」

「エールを送りたい」

「若き季節は一瞬のきらめき」

 冒頭の「出典説明」で59文字を使っているから、トータルで580字。だから、残りは20文字程度しか残っていない。その貴重な天声人語担当者の文章がこれだ。

《入選作も選に漏れた歌もかわらず伸びやかだ。》

 要するに天声人語くんの頭で考えたのはこれだけで、これはたいそう楽な仕事ですな。

 というか、筆で立つものとして、これを全国紙の1面にさらけ出して恥ずかしくないか。こんなものはコラムではない。もっと勉強しろよ。朝日新聞紙のお歴々。