東京は快晴だ!

週刊金曜日」の古い記事(9月13日)が今頃ネットに上がってきた。

東京五輪パラリンピックに暗雲 組織委が「旭日旗」を許可》

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191003-00010000-kinyobi-soci

 なんの思惑があって、半月も経てネット上に出してきたのか、とんと分からないけれど、取りあえずアホなことを言っているので、否定しておく。おそらくは、《旭日旗の五輪会場持ち込み禁止を韓国国会が決議 すべての国際行事でも要求》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190930-00000595-san-kr

のニュースを受けて、左傾がダメ押しをしたものだろう。

 韓国の国会がなんと言おうと、JOCは毅然と「旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えている。持ち込み禁止品とすることは想定していない」と突き放してやればいい。ここが先途である。

週刊金曜日」は韓国の大学教授の発言を引く。

「日本が韓国およびアジア諸国を無視して勝手にするという意向を対外的に明らかにしたのと同じ」

 おいおい、そんな阿呆なことを言っているのは、韓国だけだぞ。支那中国でさえ、観艦式の自衛艦旗に対してなんのクレームもなかった。朝鮮半島以外のアジア諸国はむしろ旭日旗に尊敬の念すら持っていると言っていい。

 日本は、もうくだらない国のくだらないいちゃもんにいちいち反応する必要はないのだ。我が国の先人たちが、極めてきた国旗に準ずる旗である。自信を持って、胸を張って世界にアピールしていこうではないか。

 それが気に入らない国は、もちろんオリンピックにもパラリンピックにも参加してもらわなくて結構だ。どうぞ、ボイコットしていただきたい。日本は、日本とまともに付き合えれる国々とだけ、スポーツの祭典をするのみである。

 政府も、JOCもこのことに関しては全く揺らいではいけない。

 

週刊新潮」に《「ノーベル平和賞」大本命!世界が称賛する「グレタさん」への違和感》と題された記事があった。

 すでにワシャはグレタさんへの違和感を抱いていたので、この記事に飛びついた。そうしたらね、なんと評論家の呉智英さんがコメントを寄せていたのである。ラッキー。 呉さんの発言も含めて、ざっと要点を拾っておきますね。

《グレタさんたちの主張は理想主義的であると同時に、かなり極端でもある。》

「石炭火力を止めろ」「飛行機や自動車に乗るな」「牛のゲップにはメタンガスが含まれているので肉を食べるな」など、グレタ発言は完全なる環境原理主義者と言っていい。また、《グレタさんは特定のスポンサーや政党からの支援は受けていないとアピールする》が、再生可能エネルギーを推進する「緑の党」と強く連携しているようだ。グレタさんを盟主として動く《デモへの批判が許されない空気はもはやポピュリズムに近い》と在独の作家である川口マーン恵美氏は言っている。グレタさんは、環境問題を放置している大人たちを罵倒する。しかし、評論家の唐沢俊一氏は《彼女のような物言いでは日本の大人は反感を覚える》と言い、年配者を敬う文化を持つ国々では「許さない!」とか「よくもそんなことが言えるな!」といった強い言葉は共感を得られないと看破する。

 そして呉さんが警鐘を鳴らす。

《たとえグレタさんが純粋な気持ちで活動していても、背後には虎視眈々と利権を狙うエコロジストやエネルギー企業のビジネスマンが控えている》

 おそらく呉さんの指摘するように、彼女の背後にはそういったものが蠢いているのだろう。アメリカの副大統領だったアル・ゴアが「都合がいい」とか「悪い」とか言い出したころから。「環境」はすでに理想ではなく「商売」になっているのだから。

 

 グレタさんの演説時の、怒りをあらわにした表情、細い眉とその直下にある鋭い目、対象を責める強い口調、オーバーな身振り手振り、ワシャは先の大戦時のある政治家を思い出した。まさにあの男を彷彿とさせる。あえて名前は言わないけれど。