「あいトリ」国会へ

 ついに「あいちトリエンナーレ」が国会での与野党攻防の焦点となる(笑)。

臨時国会、野党3本の矢 芸術祭への補助金/NHKかんぽ報道/関電側が金品受領》

https://www.asahi.com/articles/DA3S14203200.html

臨時国会が4日召集される。閉会中に積み上がった論点に与野党はどう臨むか。野党は「表現の不自由展・その後」をめぐる文化庁補助金不交付など「追及3点セット」を中心に据え、論戦を進める構え。与党は日米貿易協定の審議を優先しながら、憲法論議の進展もねらう。》

 これで彼我の立場がはっきりした。与党・保守は「河村市長」で、立憲民主党共産党らは「大村知事」とタッグを組むわけだ(笑)。もともと、「不自由展」を開催しようとした津田一派も、再開を目指している連中も、ことごとく左傾色が強いので、最初からこういった図式になると思っていたけれども、これで一層わかりやすくなった。

 さて、自民党愛知県連は、今のところプーともスーとも言わないけれど、どういった立ち位置をとるのかが楽しみだ。

「ZAKZAK」で緊急アンケートが実施された。

Q(1)愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で中止になった企画展が再開されます。昭和天皇の写真を焼き、足て踏みつけるような映像作品の公開への税金投入をどう思いますか。 

Q(2)昭和天皇に関する作品が問題視される「あいちトリエンナーレ」では憲法21条の「表現の自由」をめぐり、「内容は問わない」という愛知県の大村秀章知事と「限度はある」という名古屋市河村たかし市長が対立する。あなたが賛同するのは?

 Q(1)は「反対」が94%。Q(2)は河村市長支持が93%と圧倒的な結果に終わった。

 それにこんなニュースもある。

《不自由展、抗議電話1日200件 再開提言の中間報告発表後》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000088-kyodonews-soci

「再開提言」を出す前は、1日20~30件だったのが、一気に200件まで増えたのは、やはり「再開」を是としたない方々が多いということの証左であろう。

 これらを見れば、もう再開はありえないよね。

 

「表現の不自由展」の応援ツイートをしていた上山信一という人が、都合が悪くなったらツイートを消して逃げちゃった(笑)。

 昭和天皇の写真を燃やし踏んづける映像に対して「いや燃やすという行為は、祈りなんです。神社で自分の願いを書いた御札を燃やすのも祈り。神に自分を近づける行為は痛みを伴う喜びとされてきる。東洋哲学の天空逍遥の一形態なんです。」とたわ言をほざいている。

電凸」に対しても、180度違うことを言っても恥じない。

現在《はい電凸は犯罪です。全部さらすべき。プライバシが気になる方は名乗り出ていただき公開討論会でみんなでその録音を聞いて議論すればいい。その上で裁判をやるならやる。役所は威力業務妨害刑事告発。プライバシーを侵害されたと思う方は。民事訴訟をすればいい。》

4年前は《毎日放送ちちんぷいぷい」の偏向報道に抗議されたい方は以下からメールや電話で抗議しましょう。次回の番組も偏向が目に余る場合は大々的なスポンサーボイコット(不買)運動やスポンサーへの直接電話抗議作戦も考えるべきです。》

 自分たちに都合の悪いことは言わせず、自分たちの意に沿わないことについては「抗議をしろ」と煽る。完全なWスタンダードだ。そしてこのツイートも消して逃げているので実に卑怯でもある。

 こんなのが大村知事の最高ブレーンというから笑える。他に人材はいなかったのか(泣)。

 この上山氏、前科があって、ジャーナリストの有本香さんの『「小池劇場」が日本を滅ぼす』(幻冬舎)の中にもたびたび顔を出す。何をした人かというと、小池都知事に食い込んで、やっぱり最高顧問として、「豊洲問題」や「東京オリンピック」の準備をしっちゃかめっちゃかにした戦犯なのである。さすがの小池知事も、あまりの不出来さに追放をするのだが、どこをどう手繰ったかわからないが愛知県知事の顧問に収まって、ただの顧問なのに絶大な権力を振るうことになる。愛知県民としてはこれほどの悲劇はないんだけれど、上山氏の行くところ、混乱が必ず付いて回るようだ。

 ちゃんと人を見て登用をしろよ。

 

 さて、国会でどんなくだらない質問が出てくるのか、楽しみでもあり悲しくもある。