今日の「天声人語」が笑える。
《江戸時代、対馬藩で外交使節「朝鮮通信使」の接遇を担当したのは、儒学者の雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)である。威信や体面にこだわる両国の間で幾度も板ばさみになり、頭髪は半分白に。その姿を朝鮮使節が「半白」と書きとめている▼幼時より英才の誉れ高かった芳洲は、朝鮮と中国の言葉を身につけ、大陸情勢にも通…》
電子版ではここまでしか読ませてくれない。「続きを読みたかったら金を出せ」と言う。ワシャが来る日も来る日も朝日新聞を金を払って愛読しているというのにである。
最前線の販売店では、拡販が始まっている。まさにワシャの家(同一敷地内に建っている父親の家)に、朝日新聞の促販員がやってきたくらいだからね。なにが悲しくてワルシャワ家で毎日2部も朝日新聞を並べて読まなければならないのか(怒)。
まぁいいや。今朝の「天声人語」のことだった。冒頭をお読みいただければ、今日の話が何であるかはたやすく想像できる。津島藩、朝鮮通信使、雨森芳洲とくればドマンナカで「韓国問題」ですよね。
中段は読むまでもありません。朝鮮通信使の資料や半島との交流史をペラペラと繰れば、当然のように出てくるエピソードを羅列しただけ。後段は、毎年開催している津島市の祭りに韓国議員団が来なかったという、先日、ニュースになったことを得々と引く。そして「結」となる。
《やや寂しい祭りとなったようだ▼〈互いに欺かす、争わず、真実を以て交わること〉。芳洲が外交を論じた著作に刻んだ言葉をご紹介したい。生涯をかけて説いた「誠信」の光が再び差すのはいつの日か。》
なにを言っていやあがる。厚かましいことでは定評のある韓国議員団が来なかったことで静かな祭りになったことであろう。時にはそういったかたちも大切だ。
そして「互いに欺かず」って、この70年余、一方的に騙されて続けたのは日本である。勝手に李承晩ラインを日本海に引いて、竹島を自国領土としてかっ攫ったのはそちらさんですよね。従軍売春婦のことだって、一方的に放火しつづけているのは韓国であって、日本は「いつかは気が付くだろう」と小さな声での抗議くらいで、全面的に争うことはなかった。ただそちらさんは、世界中で被害者闘争を仕掛けて「売春婦像」を世界中にばら撒いた。考えてみれば、この不毛なプロパガンダ戦の知恵を韓国側につけたのは、おいおい、朝日新聞の上村記者だったよね。その小さな付け火を、燎原の火まで煽ったのは、他ならぬ朝日新聞そのものである。「どの口で言う」と言っておこう。
「真実を以て交わること」については、この70年、日本から嘘を言ったことがない。しかし、彼の国では、ことごとく嘘で塗り固めてきた戦後史がある。いいですか。日本軍の慰安婦だったと主張するお婆さんが年齢詐称をしているという事実。戦時中6歳で客を取っていた勘定になるって、おい、6歳で客を取れるか!おそらく成人して「売春婦」はやっていたのだろう。その経歴に嘘はないわな。ただし日本軍ではなく朝鮮戦争の南軍に従軍し、アメリカ人相手に「売春」をしていたのである。これが真実。
こんなこと、ばあさんの経歴を調べれば簡単に判明するのだが。彼の国には真実を探求するという習慣がないのか、集団ヒステリーを起こして火病を発症してしまう。
「戦時応募工」にしてもそうだ。今、彼の国の最低裁判所に訴えている爺さんはみんな「自ら応募して日本企業で働いた」人間ばかりで、きちんと給与も支払われている。それが狂った司法判断で、日本企業が貶められているのである。日本が真実で交わろうとしても、彼の国が嘘、捏造、虚妄、出鱈目で返してくるのである。朝日新聞が放火した「戦時売春婦」から始まった一連の問題は、国交断絶にまで発展するかもしれないが、心ある人たちは「止むを得ない」と感じている。ここで膿を出さないと彼の国との関係はさらに百年の計を誤る。そう思っている。
さて、今日の「天声人語」である。このコラム、最後の一文に少しだけ手を入れるだけで秀逸なコラムになると思う。コラムの結の部分を再度引く。
《〈互いに欺かす、争わず、真実を以て交わること〉。芳洲が外交を論じた著作に刻んだ言葉をご紹介したい。生涯をかけて説いた「誠信」の光が再び差すのはいつの日か。》
これを、こう修正する。
《〈互いに欺かす、争わず、真実を以て交わること〉。芳洲が外交を論じた著作に刻んだ言葉をご紹介したい。芳洲が生涯をかけて説いた「誠信」の心を、彼の国が取り戻すのはいつの日か。》
このわずかな修正で、誰に何を求めているのか漠然としていた文末が、誰が「誠信」を取り戻さなければならないのかが明確になったはずだ。
きっちりと書けよ「天声人語」氏(笑)。