豊田市、大丈夫か(怒)

 昨日、ちょいとした義理で豊田市能楽堂に行っていた。能楽師大槻文蔵さんの主宰する会の定例会があったのだ。19曲目を舞囃子、仕舞、素謡で聴かせてくれた。こちらはとても満足し、今日の日記は格調高く書こうと思っていたのだが、能楽堂のあとが最悪だった。その怒り、豊田市のマヌケな行政に腹が立ったので、いつもどおり格調の低い噺になりそうです。

 まず、豊田市能楽堂、これは豊田市の施設ですよね。能楽堂の下には図書館もある公共施設である。だから利用者は駐車場を使っても、認証すれは3時間まで無料となる。それはそうだろう。図書館に付随した駐車場が有料などというところをワシャは聴いたことがない。この「利用案内」

https://www.library.toyota.aichi.jp/annai/index.html

の「駐車場」のところにこう記載がある。

豊田市中央図書館をご利用の方について、対象駐車場に限り、入庫から3時間までの駐車料金が無料になります。》

 だが昨日は日曜日だったので、きっと利用者が多かったんでしょうね。図書館の駐車場は満車で大渋滞。そしてその周辺の駐車場も満車表示ばかりだった。

 ワシャは比較的、豊田の中心市街地の地理に詳しい。この図書館の南側に市役所があることを知っている。だから閃いた!

「だったら市役所の駐車場を利用しよう」

 能楽堂・図書館の施設からも近いし、ワシャは車をUターンさせて市役所駐車場に向かった。

 市役所の露天駐車場はガラガラだった。雨だったからかなぁ?図書館周辺まで歩いてもたかが知れている。こちらを利用すれば、あんなに渋滞しなくてもすむのにね。

 ワシャは入り口で駐車券を取り、誰も停めていないだだっ広い駐車場に駐車すると傘を差して図書館の建物まで歩いた。

 能楽堂を堪能して、下の図書館に顔を出し、入り口にあった認証機に駐車券を通した。「ピピピピ」と音が鳴り認証してくれない。再度、やったが同じだった。仕方がないので窓口に相談してみると、「市役所の駐車場は管理が違いますので図書館の認証機ではできません」と木で鼻をくくったようなお答え。おおお、豊田市の図書館は指定管理であったわいなぁ。

 それでも木鼻ちゃんは「豊田市中心市街地 駐車場無料サービス」というリーフレットをくれた。それを見ると豊田市駅新豊田駅周辺で15か所もの駐車場が無料対象になっている。にも関わらず、市役所の駐車場は除外されている。バッカじゃねーの!公共の駐車場である市役所駐車場こそ率先して解放し、市民の皆さんに無料で使わせないとダメでしょうが。

 さらにこの距離だと、市役所に停めて図書館に来る人もいるだろう。その人たちは図書館を利用する都度、600円を払わなければいけない。そういう人ってワシャだけではないと思うよ。それに対応するマニュアルを持っていないと。ただ「うちの認証機は使えません」というだけではダメだろう。

 日常的には市役所が開庁しているから、図書館で認証できなくても、ちょっと回り道をして市の窓口、あるいは受付で認証すればいいのだろう。しかし休日はそうはいかない。宿直室まで訪ねていけば認証機はあるのだろうが、そんな手間なことをやってられるか!

 隣の安城市はその点、市民・利用者に親切だ。図書館利用者は市街地にあるスーパーの駐車場、市役所東の市営立体駐車場、駅南の立体駐車場、どれを使っても図書館の認証機で無料になる。さらに市役所に付随する平面駐車場は無料、出入りが自由。

 ワシャは友達の素謡、舞囃子を聞くために能楽堂に行った。それ自体は無料なんですよ。しかし、豊田市は市庁舎の駐車場を有料にして、ワシャから600円もふんだくったのだった。

 こんなもの15カ所の無料駐車場と同様の認証機対応にしておくだけで、駅前の駐車場の渋滞が緩和できるし、なんなら全面開放すれば、駅前の駐車場入り口から始まっている大渋滞を解消できることは目に見えている。

 豊田市役所の仕事のマヌケさを垣間見たしだいである。大豊田市なのだから、遠方から車で中心市街地にやってくる人も多いでしょう。能楽堂だって、旧挙母町の人だけの施設じゃないでしょ。もっと親身に考えて駐車場行政をやりなさいよ。金ばかり持っていても知恵を使わなければ、行政はスムーズには回りませんよ。長期政権になってきた元行政マンの市長さん、長くなり過ぎると、立ち位置が高くなり、現場のことが見えにくくなっているんじゃありませんか?

 高尚に、お能を論じようと思ったのに、むかっ腹が立ったので、先に怒りを吹いておく。