面従腹背・多事引用

 笑える。今朝の朝日新聞社会面。

《「正々堂々」前川元次官、実名でツイッター

 今までは匿名で、コソコソと、作家の百田尚樹さんなどに絡んでいたが、その発言の品のなさ、内容のなさから「このツイートは前川喜平」と特定されてきた。頭隠して尻隠さずを地でいくようなツイッターだったが、今月の10日に「思うところがあり、本日から本名を記し、公開ツイートにしました」とつぶやいたそうな。その理由は、菅官房長官への愚質問で名前をはせた東京新聞の望月某などが実名でやっていることに影響されたんだとさ。フォロワー数は2000人から5万人に伸びたそうだが、これはバカみたさ、卑怯者みたさのアンチ前川のフォロワーであろう。

 実名にしただけで「正々堂々」と言い切る朝日新聞の持ち上げ方も考え物だ。「正々堂々」とする前は「面従腹背の卑怯者だった」ということですよね。

 まぁアホなオッサンの「正々堂々」に付き合っていても時間の無駄だからこのくらいにしておく。

 

 オピニオン欄のジャーナリストを名乗る津田某氏の「ひきこもり」に関する文が笑える。ノッケから、ケツまで、他者の引用で構成してある。本人の意見は最後の最後に《ひきこもりをポジティブに語ることが、日本の課題解決議論の最先端になる日は近い。》と言って終わりだ。全2200字中、ジャーナリストの意見はこの39文字だけで、残りは斎藤環氏や東浩紀氏などの意見の切り貼りで済ませている。

「……という指摘は説得的だ。」

「……が起きる要因を考察している。」

「……として向き合うべきだと主張する。」

「……というのが河合の考えだ。」

「……ようになると予想する。」

「……大活躍しているそうなのだ。」

「……と語る。」

「……と述べた。」

 予想するのも、語るのも、すべて津田某ではなく他の人なのである。他者の意見の羅列で、「論壇を時評している」と言われてもねぇ。こんなエセジャーナリストに紙面を埋めてもらわなければならないとは、朝日も墜ちるところまで墜ちたのう。

「エースを出せ!」