《堺市 ３人の副市長全員が辞職》
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6326329
《辞職したのは堺市で副市長を務めていた中條良一さん、狭間惠三子さん、佐藤道彦さんの３人で、いずれも竹山修身前市長が議会の同意を得て選任していた。堺市によると３人とも「一身上の都合」を理由に辞職を申し出た。今回の堺市長選挙で竹山前市長と対立してきた維新が公認する永藤さんが当選したことが影響したとみられる。堺市の副市長はいずれも空席となるが、堺市議会で維新は過半数がないため後任選びは難航する可能性がある。》
なんやねん。３人がそろって「一身上の都合」が生じるんかいな。こんなもの、完全に竹山前市長と打ち合わせた上の副市長たちのクーデターでしかない。愛知県の西尾市でも同様のことがあった。８０に手の届かんとしている現職が敗れ、若い新市長が登場した時に、前任の副市長が２人とも辞任した。どちらの市も同じことをやっている。みんな「一身上の都合」じゃない。完全に政治的な動きに他ならない。前市長に義理立てしてみせる忠臣を演じたか、市政の多数派に対して、利敵行為をしないぼくらをアピールしたかったか。
副市長って、なかなか大変な職責なんですよ。それが一気に３人とも辞めるって、堺市の市民にとってはどうなんでしょう。この３人が堺市のことを愛しているのなら、ここは踏みとどまって、新市長が選任する次の副市長が決まるまで、その職務を全うするべきではないのか。それが今まで何千万という報酬をもらってきた恩返しではないのか。しかし、彼らにそんな感性はない。堺市の政治という小さな壷の中だけで通用する理屈で動いている。もちろん西尾市の副市長の動きも同様である。
ワシャはどうもこの「政治」というやつが嫌いで、「だったらなんなんだよ！」とツッコミの入ることも前提で言わせてもらいまっさ。
前竹山市長が、政治資金収支報告書の記載漏れで辞職に追い込まれた。記載漏れっていったって、１０万円とか２０万円の話じゃないんですぞ。２億３０００万円の記載漏れってどうすればそんな巨額な、だだ漏れ記載ができるのか。この一点をとっても、前市長がまったく堺市のことなど考えていなかったということは明明白白である。そしてそのクズがなんの説明もせず逃げてしまった。指を切られても己の操を守った遊女を見習え、卑怯者め！こいつがトンズラしたので市長選になったわけだが、トンズラ～を担いでいた連中は、性懲りもなくトンズラ～の流れをくむ市議を推した。しかし、堺市民もそこまでアホじゃない。堺市政界で多数をとっている反維新の思惑だけでは、後継市長は決められなかった。そこで誕生したのが、永藤英機氏だった。大阪市長の松井さんや大阪府知事の吉村さんが推した候補だった。そして前市長のトンズラ～や反維新で結束する旧態依然利権談合集団は僅差とはいえ破れたのだ。副市長たちも、市議たちも、選挙は終わったのだ。ノーサイドで市民のために仕事をしようよ。反維新であろうとなかろうと、堺市の人間なら堺市のためになることをやろうよ。
三バカトリオも、辞めるのはいつでも辞められるのだから、行政が停滞しないように、声が掛かるまでは仕事に専念しろよ！
どうも政治にどっぷりと浸かっている輩には、木を見て森を見ずというのが多い。とくにどこの党とは言わないが、地方組織になればなるほどこの傾向が強い。党員を増やすことが最大の目的なのか、己が再選することが目的なのか……。違うだろう。日本をよくする、地域をよくする、子供たちの未来を明るいものにする、そういうことが目的ではないのか。
「反○○」だの「党勢拡大」だのが目的になった連中は、はっきり言う。バカが多い。
