小自治体不要論

 小規模自治体の宿痾だろうか?

《「またか」町内に激震 福島県石川町長ら逮捕 自浄作用あるのか 18年前に贈収賄事件》

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c0f60238ddb27137c3c3df8a6a7390aaced7c78?page=1

 石川町、1万4千人の小さな自治体である。そもそもその規模の自治体が必要なのか疑問を持っている。小さいとはいえ、自治体である以上、行政組織はフルで必要となる。町長、副町長、議会。部署だって小規模でも、万遍なく用意しなければならない。果たしてこれが効率的と言えるのか?

 東郷町4万4千、池田町2万3千、岐南町2万6千人。最近、町長が問題を起こした自治体を並べてみたが、小さい故に首長の独断のわがままは通りやすくなる。

 ワシャは基本的に基礎自治体は人口30万~50万規模でいいと考えている。これだけの人口で市長は1人で済む。上記の町レベルでいくとトンデモ首長が10人は必要だ。

 かつて愛知県の某地域で市の合併の話が盛り上がった。その地域がもしその時に合併していれば、愛知県下に名古屋市に次ぐ大都市ができていた。しかし、その中の1市長が合併に反対した。要は自分の市内に火力発電があるので、税収が潤沢にあり、それを他の市の財源として共有するのを嫌ったからである。要は美味しいごちそうは独り占めという卑しい考え方だった。

 結局、合併を積極的に進めていた市長が、何も考えていない若造に敗け、新市長が誕生した。新市長、何も考えていないので合併の重要性など知りもしない。だから合併協議会をとん挫させ、元の木阿弥にしてしまった。あの合併が成っていたら、愛知県の中心に新たなる都市が出現し、そのエリアは広大な農地を有していることから、新首都としての整備も夢ではなかった。でもケチな市長と、何も考えていない市長のおかげで、そんな新首都はできませんでしたとさ(苦笑)。

 首相だって知事だって、モノの悪いのは山ほどいる。トップのモノの悪さは規模の多寡ではないだろう。それは分かっているが、それでも1700自治体がの300になればかなりのスリム化、効率化ができるものと思っている。

 全国の自治体を見ていると、まだまだ阿呆な首長がうじゃうじゃといるんですね。そういうのは地元にいかないとよく見えないし、地元だからとかばってしまうということも往々にしてある。

 ここはばっさりと小自治体は隣接の大規模なところに吸収合併してもらう。これに尽きると考える。