市議三態

姫路市議がうそついて議運休み海外へ》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00024402-asahibcv-l28

 この市議は、議会運営委員会を欠席して海外旅行に行っていたという。これはあまいな。市議会議員というのは議会が最優先である。そのために幾許かの報酬を得ている。これを欠席できるは、本人の病気、家族の不幸など極めて限定的な状況だけである。この市議の届け出である「検査で病院に行く」についても、かなり重篤でなければなかなか納得してもらえるものではない。人間ドックの再検査くらいなら日程を替えればいいだけのこと。そしてそれを理由に海外旅行に行っていたとは、これはお粗末以外のなにものでもない。

 

4年前から暴言や長時間拘束 市議の辞職勧告を決議》

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20191220-00000080-ann-soci

 鹿児島県出水市の議員が職員に対して暴言を浴びせたんだとさ。

「思い上がったこと言うなよ、こら。お前より上だぞ。ずっと上だぞ、こら。何だその言い方は」

「腹が立ってきた。殴りたくなってきた。できない人間とできる人間がいたらどっちを行かせるんだよ」

 てなことなど数々の威圧的な発言をしてきたようだ。

《市議は2015年から職員延べ32人に対し、暴言や長時間にわたって不当に拘束するなどの行為が5件あったと認定されていました。宮田市議は政治倫理調査特別委員会から警告を受けていました。》

 ワシャの町でも、20年くらい前までは議員が職員に対して威張り散らかしていた。でも、やはりモノのいい議員もいて、若手の職員なんかとも交流しつつ、上手に議会活動をやっていた。ヘンな議員もいたけれど、それでも「お前より上だぞ」なんてことを職員に言うのはいなかったと思う。この御仁、かなり旧態依然とした議員ですわなぁ。

年齢も70歳である。その歳になるまで言葉遣いの勉強はしてこなかったんだね。

 

《副市長に暴力 市議に辞職勧告》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191219-00418000-rccv-l34

 尾道市の議員が副市長に暴力を振るってケガをさせたんだとさ。

 これはダメでしょう。前述の出水市議は「腹が立ってきた。殴りたくなってきた」と言うだけで踏みとどまった。この発言だけでも十分アホなのだが、尾道の市議は手を出してしまった。政治家は言論で戦うべき職責である。もう手を出した瞬間に負けを認めていると言っていい。アウト!

 

 議会をさぼってはいけない。もちろん偉ぶって職員を虐めてもいけない。暴力を振るうなどもっての外だ。