愚かな愛知 賢い北九州

 コラムニストの勝谷誠彦さんは以前から利権談合共産主義を打倒しようと訴えていた。そのために投票率を上げようと呼び掛けているのだが、勝谷さんの言うところの「愚民」は動かないねェ。この重大な局面に半分の有権者が投票行動を起こさなかった。
 その昔、愚相森が「国民は寝ててくれ」とほざいたが、半分の愚かな県民はぐっすりと眠っていたようだ。前回の38.91%を13ポイント上回ったそうだが、それにしても52%でしかない。投票に行かなかった連中は何を考えているんだろう。

 当選した神田さんが1,424,761票、石田さんが1,355,713票である。その差は69,000票でしかない。神田さん、辛勝だった。共産党というわけの解らない政党がある。この政党の得票が160,000票だ。この票が石田さんに流れていれば、愛知県の流れは確実に変わっていた。あるいは国政までもが動いたかもしれない。にも関わらず、この政党はバカの一つ覚えで愚にもつかない候補者を立て続け、利権談合に反対する陣営の票を割ってしまう。他との連携ができないイデオロギー原理主義集団のせいでどれほど地方の改革が遅れてきたことか。

 ぬるま湯に浸かっている愛知の有権者は愚かだったが、危機感をもった北九州の有権者は賢明だった。東大卒の元衆議院議員がどれほどの者かは見当もつかないが、ひとまず自公推薦の候補者に「NO」を突きつけて安倍政権に揺さぶりをかけた。おみごと北九州!