午前11時。
なかなか完治しないものですね。今朝は平熱にもどったが、体力がガタ落ちで寝床から出るのが一苦労ですわ(苦笑)。気力も比例して落ちているのだろう。書庫のパソコンまでなかなかたどり着けなかった。途中で、久々に洗面台の鏡の前を通りかかったが、ずっと髭をあたっていなかったので、チェ・ゲバラのような風貌になっている(ホントに)。
昨日の夕方このニュースを聞いた。
《フィデル・カストロ氏死去=キューバ革命の英雄、90歳―「反米」の精神的支柱》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161126-00000040-jij-int
このところ時事ネタを扱っていなかったので、「復活の駄ブログはこれだな」と思うくらいの余裕が出ていた。夕食後、書庫から3冊の本を引っ張り出してきた。
中屋健一『ラテン・アメリカ史』(中公新書)
チェ・ゲバラ『ゲバラ日記』(中公文庫)
チェ・ゲバラ『モーターサイクル・ダイアリーズ』(角川文庫)
である。ワシャの蔵書では、カストロ氏に関わる本、キューバにまつわる本はこれしかない。ざっと目を通したが、カストロ氏に関する記載はあまりなかった。隣棟にある父親の書庫には、キューバ革命関連の本があるのだが、風邪を感染すといけないので止めた。というより、隣の棟までいく気力がわかない。そんなこんなで、結局、ネタを揃えられず書くのを断念する。残念。
それにしても味覚がなくなるというのは興味深い。なにしろ食感しかないので、なにを食っても飲んでも歯ざわり舌触りしか感じないのである。『ゲバラ日記』を読みながらSEVEN&iの「パクッとひと口あん入りわらび餅」を茶うけにして番茶を飲んでいたのだが、もちもちした餅の食感とグニュ〜としたあんの感触の違いだけを楽しんだ。
「!」
閃いた。もしかしてこの状態で「三ツ矢サイダー」を飲んでも、ただの「炭酸水」を飲んでも同じだったりして。早速、試してみた。答えはどっちを飲んでも「同じ」でした。
ついでに、「小青竜湯」という漢方がある。鼻炎などをともなう風邪の場合、合わせて処方してくれる薬なのだが、これが不味い。ワシャがこれまで飲んだ薬のなかでも一番不味い。しかし、味覚がないので平気で飲めるもんね。
午後から、雨の中隣町へ出かける。体調は戻っていないのだが、どうしても確認しておきたいことがあったからである。なにをやりに行ったか、具体的には言えないのだけれど「雰囲気を嗅ぎに行った」というところでしょうか。ワシャの見立てでは「吉」と出た。