組織劣化の始まりは

 したり顔で物事を「改悪」するもの、ぶち壊すものが、いつの時代も、どこの組織にもいる。得てして、己のことを出来がいいと思っているやつが、事業に対しての致命傷を与えることが多い。
 コラムニストの勝谷誠彦さんは、全日空B777の劣悪さについて常時書いている。なにしろ機内が客のために改良されていない。もちろん乗務員にとっても同様だ。すべてが使いにくく改悪されている。昨日の日記でも、全日空の改悪B777についてこう言っている。
《これほど機内で乗客と乗務員の気持ちがひとつになって、こういうことを仕出かした誰ぞのもはや責任を追及しようという機運になっていることを、全日空の上層部は覚悟しておいた方がいい。》
 よくは知らないけれど、「自称秀才」の幹部が、したり顔で改悪を具申したんじゃないの?
 組織は「自称秀才」あたりから腐り始めるといってもいい。その典型が「全日空」だろう。その他の組織の例については枚挙にいとまがない。