ご当地キャラ

ゆるキャラグランプリ」の結果が出ている。
http://www2.yurugp.jp/ranking/
 1位は栃木県佐野市の「さのまる」だそうな。得票数120万、ラーメンのどんぶりをかぶっていもフライの剣を差す。なんのこっちゃ。2位が「出世大名家康くん」(浜松市)で114万、ちょんまげにピアノの鍵盤、ミカンの紋とご当地名物を組み合わせるパターンは、いささか食傷気味だ。
 ワシャには「出世大名家康くん」と得票数46票1503位の「きよもん」(平野商店街)
http://www.yurugp.jp/entry_detail.php?id=1269
との魅力の違いがよくわからない。得票数から明確にわかるのは、浜松市は市をあげて投票行動を展開し、平野商店街はそういうことをしなかったというだけの差だと思う。
 しかし、これだけ雨後の竹の子のようにご当地キャラが登場すると、もはやそれによる経済効果というのも大して望めないのではないか。職員や関係者が出勤するたびにパソコンから」投票をする……その経済的損失のが大きかったりして(笑)。カッパのキャラだとか、クマのキャラがいくつもエントリーされているけれど、どれも似たような感じで、個性が際立っているとも言えない。儲かったのは、キグルミ製作会社だけってのがオチではないだろうか。
 流行語大賞でも「ご当地キャラ」は大賞を逸したようだから、もうそろそろ地に足をつけた町おこしを考えたほうがいい。くまモンひこにゃんは先行したからヒットした。そうそう二匹目のどじょうがいるとは限らない。