国売りたまふことなかれ

 産経新聞のニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120406-00000112-san-soci
《青森の雪を那覇市に届けて子供に楽しんでもらう行事が、東日本大震災後に首都圏から避難した人らの反対で中止になった問題で、反対の中心になったのは以前から反原発運動に携わっている市民団体のメンバーらだったことが5日、分かった。》
 昨日、「沖縄をチベットウイグルのように自治区にしようという思惑が見え隠れする。」と書いたが、まさにこの動きが「中華の思惑」と重なる。
 なにかしら国益を損なう活動をする「市民団体」というのは、支那中華帝国の回し者だと思って差し支えない。「放射能」なんて、因縁をつけるための口実でしかない。要は、その雪を運んでくる海上自衛隊が気に入らないのである。沖縄県民には自衛隊に親近感を持ってもらってはいけないのだ。帝国が狙っている地域に、相手の軍事力が展開することは避けたい。沖縄県民を親支那に誘導し、米軍、自衛隊を排除すること、これが「市民団体」の使命なのである。
 ゆくゆく「琉球自治区」が成立すれば「市民団体」の皆様は、自治区人民政府の要職が約束されていたりして(嘲)。

 沖縄タイムズ
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-04-04_32030/
に、瓦礫の受け入れを強硬に拒んでいる人物の名前が載っていましたぞ。川崎から避難してきている「反原発」の主義者らしい。「雪」の受け入れに反対したのも東京、神奈川などから避難してきた「反原発」主義者と書いてあるので、ほぼ同穴の輩だろう。
 結局、「普天間基地反対」「原発反対」「青森の雪反対」「日本国反対」「天皇制反対」と言っているやつらは、全部、重複していて、支那政府の息のかかったごく一部のトレイターだということが判る。間違っていけないのは、大方の沖縄県民は賢明で、常識をわきまえた人たちなのだ。ノイジー・マイノリティが沖縄の舵を左に切っているだけのことで、このことを我々は充分に認識して沖縄問題を考えいく必要がある。

 中華帝国の日本領土への野心を打ち砕くためにも、日本は強くならなければいけない。それは武力ということばかりではない。まずすべきことは、日本人の精神を強靭にしなければならないということである。戦後67年、ぬるま湯に浸かり続け、日本人の精神はふやけきってしまった。これを鍛えなおすのは生半可なことではない。しかし、それをやらなければこの国は、いずれチベットウイグルの二の舞を踏むだろう。ここが先途である。

 コラムニストの勝谷誠彦さんから、パラオの第二報が入った。勝谷さんの文章は引かないけれど、こちらのブログのアドレスは紹介したい。
http://blog.canpan.info./spinf_shio/archive/429
 こちらをご覧いただくと具体的な事件が見えてくると思う。
 要するに不良漁船が違法操業していたという話で、なにを偉そうに中華帝国が抗議をするか。尖閣諸島しかり、南シナ海しかり、スプラトリー諸島しかり。すべてが支那中国のいびつな拡大主義の罪責と言っていい。
 ワシャは、以前から、海洋アジア、インドシナ半島の国々と連携せよと、言い続けている。これらの国々を結集すれば、6億を超える連合ができる。これに12億のインドを加えて、中華帝国包囲網を構築しろ。あるいは日本よりよほどしっかりしているパラオにも参画してもらってもいい。そうすれば中華帝国の暴走の抑止に大きな効果がでるはずだ。

 北朝鮮のミサイル発射がらみのニュース。
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001204040002
 ここでも「市民団体」というのが登場してくる。
那覇港には市民団体のメンバー約40人が集まり、「軍隊は沖縄から出て行け」と拳を突き上げた。下地敏男・那覇市議は「政府は北朝鮮のミサイルへの対応を大義名分にして、沖縄の自衛隊を強化しようとしている」と批判した。宮古島でも約60人が「軍隊が本当に住民を守るのか」と港で訴えた。》
 もちろん、下地市議の言うとおり、沖縄、先島諸島の防衛力を高めるために配備替えをしている。それは対北朝鮮というより、対支那中国であることは間違いない。これは中華帝国にとってやってほしくないことなのである。だから、「市民団体」の皆さんは、反対をする。
 もうおわかりですよね。この自衛隊の増強を拒むという行為が、すなわ
ち、利敵行為に他ならず、沖縄を自治区化しようと目論む集団であると見なされても仕方ない「市民団体」ということなのである。
『WiLL』5月号にスクープが載った。《中国が用意している「沖縄占領憲法」》というものである。『WiLL』なので少し割り引く必要があると思うが、その中に紹介されている中華のプロパガンダに腰が抜けた。
「日本は沖縄に対して植民地統治をしていた」
 わけねぇだろう!
沖縄戦で日本軍は撤退する前に琉球人民26万人を大虐殺した」
 おいおい、お得意の虐殺捏造ネタかい。30万人では、「南京」と合致しちまうので、少し割り引いたか。
沖縄県民は中華民族であり、現在も死に物狂いで琉球独立運動をしている」
 どこの惑星の話をしているのだろう。
 まぁ確かに「反原発」「反青森の雪」主義者たちは、独立運動をしているのかもしれない。としても、40〜50人のことだろう。なんなら、熨斗をつけて、中華帝国に送りつけてやれ。

 チベットを見よ。1949年、中国共産党は、チベットを「帝国主義者」から解放すると称し、人民軍をチベットに侵攻させた。当時、辺境のチベットに、そんな主義者はいない。しかし、中共は、プロパガンダを展開し、チベットを侵略したのである。
農奴」という中華映画がある。詳細はワシャの日記をご覧あれ。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20081230/1230603180
 凄まじいプロパガンダである。チベットを統治していた支配階級は極悪で、チベット人民を解放した人民解放軍は天使だった……中華帝国は、こんなことを未だにやっているのである。彼の体制の恐ろしさよ。

 チベット出身者のペマ・ギャルポ氏が最近上梓した『最終目標は天皇の処刑』(飛鳥新社)には、どのようにしてチベットが侵略されていたかが書かれている。おだやかにチベット国内に駐留していたイギリス、インド軍に対して、中国共産党の息のかかったチベット人に「出ていけ」と騒がせる。英印はまともだから、兵を撤退させてしまう。そこに怒涛のごとく人民解放軍が流れ込み……あとは周知のとおりである。
 これらの事例をみると、当時のチベットの状況が、現在の沖縄の状況に酷似しているのだ。チベット自治区ウイグル自治区内モンゴル自治区、そして琉球自治区、その先には日本自治区……あながち、有りえない未来とばかりは言えない。
 日本を愛する日本人が、今、何をすべきか、真剣に考える時期に来ている。