情けない人たち

 世の中にはどうしようもない奴がいる。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012040390134127.html
東日本大震災で生じた震災がれきの受け入れの可能性を検討している金沢市の山野之義市長宛てに、「がれきを受け入れたら殺す」などと書かれた脅迫状が届いていた。》
 まず、ワシャ的に言えば、がれきの受け入れに反対する段階で、リテラシーのないバカだと思う。自分の思い込みだけで突っ走るなと言いたい。そして脅迫状を出す段階で、こいつは犯罪者である。その上に、文句を言うなら匿名ではいけない。
「私はどこそのの何の何兵衛だが、瓦礫処理については一言申し上げたい」
 と、どうどうとやれよ。それを、コソコソと匿名の脅迫状を送りつけるとは、こいつは間違いなく卑怯者だ。捕まえられるものなら、脅迫罪で逮捕して晒し者にするのがよろし。

 こちらも情けないことになってきた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012040290221948.html
 河村ミャーミャー市長が、笛太鼓で大騒ぎをして、作ったのが地域政党の「減税日本」だったよね。もう空中分解かい!そもそも、ミャーミャーさんが核となって集団を引きつけ続けなければいけなかった。しかし、本人は国政復帰によだれを垂らしている。それでは一党はまとまるまい。昨日の中日新聞の社説
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012040402000074.html
でも、「減税日本」の分裂が取り上げられている。庶民感覚の発揮よりも迷走が目立ち、会派内での人間関係が崩壊した。社説の末尾は、こう結ばれている。
地域政党として「大阪維新の会」は、地方から政治を変えそうな勢いだ。減税日本の存在感は薄い。》
 これが、橋下大阪市長とミャーミャー市長との覚悟の差、力量の差と言っていいだろう。いわゆる「南京事件」では、突っ張っている。その点では応援したいのだが、もう少し重みが出てくるといいなぁ。
 でも、やっぱりミャーミャーさんに期待をするのは無駄か。夕べ、知多地域の33市町村の首長を名古屋城に招いてお花見をしたんだとさ。
http://mainichi.jp/select/news/20120405k0000m010157000c.html
 また、例の「尾張名古屋共和国」という妙なネーミングの妄想について意見交換をした。写真を見ていただくと雰囲気が垣間見えるが、機嫌のいいのはミャーミャーさんばかり。他の常識のある首長たちは「なんでこんな妄想に付き合わなければいけないのか」と憮然としている。

 こちらもお粗末だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120404-00000179-jij-spo
《過去にも実力が疑われる相手を選んできたと批判されてきた亀田興。無名ボクサーとの一戦は、圧勝が当然とみられていた。》
 対戦者のマナカネは世界ランク11位である。そんな格下に互角の勝負をされ、疑惑の残る判定勝ちで逃げ切った。こんな試合をしているようではWBAのタイトルが泣く。朝日新聞の記事も、岡崎の遊覧船の記事よりも小さい。
 会場に来ていたボクシングファンだって見ていればわかる。格下とばかり試合をする卑怯者にはブーイングを、健闘をしたマナカネに賞賛の拍手が送られた。