三遊亭円朝 その1

 先週の談四楼師匠の講演で、三遊亭円朝の話が出てきた。円朝といってもお若い方たちにはわからないだろうねぇ。ワシャだって「若い」からわからない。幕末から明治30年代にかけて活躍した落語家ってぇことと、『牡丹燈籠』とか『真景累ヶ淵』とかの作者であることくらいしか知らない。
 談四楼師匠は、自らのなりわいと比較しながら、大円朝が作家、プレーヤー、プロデューサーとして稀有の人だったと紹介した。
 そんな話を聴いて、ちょいと思い出したことがある。
(下に続く)