2010-09-22から1日間の記事一覧

三遊亭円朝 その1

先週の談四楼師匠の講演で、三遊亭円朝の話が出てきた。円朝といってもお若い方たちにはわからないだろうねぇ。ワシャだって「若い」からわからない。幕末から明治30年代にかけて活躍した落語家ってぇことと、『牡丹燈籠』とか『真景累ヶ淵』とかの作者で…

三遊亭円朝 その2

(下に続く) 司馬遼太郎の『坂の上の雲』に円朝が出てくる。明治の外交官小村寿太郎の挿話の中にである。《あるとき、大隈は自邸で盛大な晩餐会をひらき、元老、大臣、次官、局長といった大官連中を招待した。その席に、落語家の円朝が余興をやるためによば…