政治屋はバカだけど有権者はバカじゃない

 今朝の朝日新聞4面に「小沢擁護論」という見出しの記事があり、新党日本田中康夫代表が民主党広報紙に寄稿した文章に触れている。
「人事と予算、法案のあり方を一新し得る小沢一郎が率いる政権交代は御用学者の学会、記者クラブの報界を含む『政官財学報』のムラ社会に恐怖だ。オザワン(小沢氏)抜きの政権なら連中はほくそ笑む」
 長野県で『政官財学報』と死闘を繰り広げてきた田中さんの発言であるだけに重い。
 それに比べて屁垂れの政治屋どもの右往左往ぶりは怒りを通り越して情けなくなってくる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090413-00000140-mai-pol
 千葉で「年がら年中青春男」が勝ったからといって、秋田県で県連支持候補がたまたま負けたからって、動揺する方がどうよう。そんなことで今まで描いてきた政権交代のシナリオを書きかえようという軽率な動きがあるとしたら、民主党は永遠に野党から這い上がれまい。ここは辛抱に尽きる。田中さんのように明晰な頭脳を持っている政治家には解っているのだ。是非、有象無象の陣笠議員はもう一度自分の立ち位置を見極め、今、何をすべきなのかということを考えろ。

 世論調査麻生首相の支持が増加しているという。金の掴み投げ施策で一部の人間は騙せたんだね。でもね、じっくりとモノを考える地に足のついた人々はちゃんと見ているって。地方選での小競り合いなどものの数ではない。ここで阿呆さんの気分を良くしておいて一気に解散総選挙を狙っていけ。有権者はそれほどバカじゃない……と信じたい。

 そうそう、昨日の日記に、御園座の陽春花形歌舞伎で見つけた綺麗な役者のことを書いたら、早速、ユッキィさん
http://d.hatena.ne.jp/bluesnake/
からメールをいただいた。ユッキィさんの舞台情報に対する反射神経は鋭い。今、調査中ですのでもう少しお待ちくださいね。