本の紹介

 う〜む、昨日から今日に掛けて本を30冊も買っている。素人のくせに少し買い過ぎだな。あるいはストレスが溜まっているので、その反動が出たのかもしれない。

 おもしろかったのは『今おもしろい落語家ベスト50』(文春ムック)だった。現在、活躍中の落語家のランキングがのっている。堂々の1位は柳家喬太郎
http://d.hatena.ne.jp/bluesnake/20081222
 ユッキィさんが、「文七元結」を絶賛しておられたので、上位にくるとは思ったが総得点389点でダントツのトップだった。桂三枝の9点、笑福亭鶴瓶の7点と比べればその凄さがわかるでしょ。
 そのあとに志の輔小三治談春志らく、と続く。ううむ、納得のラインナップだ。ワシャの好きな柳家さん喬(13位)、瀧川鯉昇(16位)が上位に入っているのがうれしい。鯉昇は9月に三河にやってきた。このときに弟子の鯉枝の真打ち披露があったんだけど、この口上がおもしろいのなんのって。全身から力が抜けたような話法についつい引きこまれ、気づくと鯉昇の世界にどっぷりと浸かっている。腹がよじれるという体験は、さんまや紳助では絶対に味わえない。別次元の笑いといっていいだろう。

 残念ながら林家(海老名家)一門では、笑点に顔を出しているたい平が19位に入っているだけである。正蔵も三平も選外となった。当然と言えば当然だ。三平(一平)の噺なぞ前座級である。よくこれで真打ちが名乗れるものだと驚いたものだ。

 テレビでくだらないタレントの楽屋話を聞いているんじゃなくて、寄席に足を運んで名人たちの噺を聴こうじゃあ〜りませんか。