大ボケ再び

 佐賀・男児ひき逃げ犯が捕まった。取り逃がした佐賀県警もホッとしているだろう。
 それにしてもマスコミのバカは相変わらずだ。記者は坂口三之治容疑者の母親のところまで押しかけて、「この事件についてどう思われますか」「坂口容疑者に言いたいことは?」「被害者に仰りたいことは?」と速射砲のように質問を浴びせ掛けた。カメラは庭で草をむしる老人を執拗に撮影して、もっともらしいナレーションをつけて悦に入っている。
 なんの権利があってマスコミはそこまでするのか。息子が交通事故を起こしたということで(確かに悪質だが)、そこまで傷口を暴くような取材の必要性があるのか。少なくともワシャは一視聴者として、そんないじめのようなインタビューを見るのは不愉快だ。「まるでハイエナだな」と思った。

 今朝の朝日新聞社会面。国会議員の先生様たちは、神楽坂の料亭や銀座の高級レストランで会議や打ち合わせを行いあそばした、という記事が載っていた。仕方ないよね、東京ではなかなか会議室が取れないし、借りられたとしても随分と費用がかかるから、つい食事も兼ねてそういう場所になっちゃうんだよね。だから1人5万円の料理を食べたってしょうがないのだ。8人だから40万で請求書は61万円なので酒を21万円ほど飲んだけど、喉を潤さないと議論ができないからね。なんてったって先生様たちはむちゃくちゃ偉いお方なんだから、61万円くらいでごちゃごちゃ言うなよ。
 昼食だって先生様たちが「のりべん」や「しゃけべん」を食うわけにはいかないから、高級な「寿司」や「うな重」をとるのはあたりまえですぞ。これについての衆議院事務総長の言い訳がふるっている。
「昼を挟んだ委員会などで何も出さないというわけにはいかない。食い意地のはった下品な議員どもが『飯も食わせないのか』とうるさいからね。まあ貧乏な国民から見ると高額かもしれないが、いいんじゃないの予算はジャブジャブあるし」
 ワシャが若干加筆したが、だいたいこんなことをおほざきあそばしているのだ。
 こんな大ボケ野郎どもが国政調査費などをつかって夜毎盛り場で豪遊しているのである。この国が壊れていくのが当然といえば当然だよね。

 まずこの国はマスコミと国会議員の資質向上を目指すべきだろう。全体のレベルがあまりにも低すぎる。
 まあそれは国民のレベルの低さでもあるわけなんだけどね……