(下の「木戸番小屋」から読んでね)
頁次と爺さんが話しているところにワシャ蔵が顔を出した。
ワシャ「ただいま〜」
頁次、鋭い視線をワシャ蔵に向ける。
頁次「おめえはワシャ蔵、ここであったが百年目、神妙にお縄につきやがれ」
ワシャ「げ、てめえは銭亀頁次」
ワシャ蔵、きびすを返し、小屋から逃げ出す。
表通り
ワシャ蔵、必死に走っていく。
通りに出てきた頁次は懐から「銭亀」を出すとワシャ蔵めがけて投げつけた。
「銭亀」はワシャ蔵の尻に当たった。
投げられ、当てられた「銭亀」はたまったものではない。むかっ腹がたったので「銭亀」おもいきり尻に噛みついた。
ワシャ「(尻を押えて)いてててて!」
事件は頁次の見事な投げ亀の妙技のお蔭で一件落着となったのであった。
めでたしめでたし。(なんのこっちゃ)