年の瀬

 昨夜は忘年会だった。先週から胃の調子が悪かったので飲酒をかなりセーブした。御蔭で今朝は二日酔いになっていない。しめしめ。脳細胞もさして壊れていないようじゃ。ありがたやありがたや。
 さて、師走も押し迫ってきた。やっておかなければならないことは山積しているが時間は刻々と減り続けている。昔、スーパージェッターが持っていた時間を停める時計(タイムストッパー)が欲しいものだが、あれが停められるのは30秒だけだったので、さして役にはたたないだろう。今、ワシャに欲しいのは1ヶ月停止時計である。そうすれば溜まっている諸々のことが随分と片付くのだが「そうはいかないのが、勤め人のつれぇところよ、おいちゃん」
 だから365日自由人の寅さんに憧れて、「男はつらいよ」を見たくなるんだよね。 年明け早々「寅次郎わが道をゆく」「噂の寅次郎」「翔んでる寅次郎」と立て続けに放映される。楽しみじゃのう。寅さんの生き様に大笑いして浮世の憂さを晴らすとしよう。
「噂の寅次郎」から名場面を一つ。

    雲水(大滝秀治)とすれ違う寅次郎。
雲水「誠に失礼とは存じますが、あなた、お顔に女難の相が出ております。ご用心なさるように」
寅次郎「分っております。物心ついてこの方、そのことで苦しみぬいております」

 名シーンですぞ。是非、ご覧あれ。