泥縄協会よどこへゆく

 愛知万博、昨日の入場者数が43,314人だった。数字からいえば開幕以来ワースト2の記録となった。でもね、そう心配することもない。大阪万博も4月7日の入りは悪かった。大阪万博と比較した19.4%の入場者は14日間でベスト3ということになる。
 問題はそんなことではない。問題は泥縄式の協会の姿勢である。弁当を解禁したかと思えば(いいことだけどね)、今度は弁当を雨天でも食べられるようにベンチ300席に屋根を着けるんだそうだ。そんなこと最初から想定してやっておけよ。
 また高齢者を長時間行列に並ばせるのが問題だとして、マンモスやかたでは、11日から70歳以上の年寄を連れて行けば待たずに入場できるそうだ。付き添いも3人までいいらしく、「爺婆連れて万博へ行こうキャンペーン」の一貫らしい(笑)。
 でもさ、本当にマンモスを見せたいのは子どもたちじゃないの?おじいさん、おばあさんのいない子どもたちは延々と続く行列の中にいるんだよ。その子どもたちを尻目にくそ元気な70歳のおっさんがさっさと入場していっていいのかなぁ・・・どうも、協会のぼんくらどもには客観的な視点というものが欠落しているとしか思えない。
 それに瀬戸会場では、連日、結婚式やら金婚式やらの一般人のセレモニーがあるのだが、なんでそんなものを万博会場で見せられなければいけないのかな。そりゃぁおめでたいことなんだろうけど、見ず知らずのカップルのキスなんか見たくもない。市民参加、市民手作りはいいけれどもさ、万国博覧会なんだよ。まともなものを見せてちょうだい!