愛知博雑感(4)グローバル・コモン4 その3

《昼食》
 チェコ館で食いそびれたワシャはとぼとぼと歩いていた。そろそろ腰も疲れてきた。「どこかで椅子に座って休憩したいものじゃ」と思っても、座るところなんてどこにもありゃしないのさ。うろうろしてルーマニア館の裏手にあるフードコーナーにベンチやテーブルがあるのを見つけた。「助かった」と思って座ろうとすると、隣のテーブルに座っていた外国人アテンダント(女)が目を吊り上げて「☆●×■△@□!$★♀∞※#£ΩΦ」と叫びおった。英語、ロシア語、ドイツ語、ポーランド語、ポルトガル語に堪能なワシャは(ウソです)すぐにこの女が「私が取っているのよ!座らないでちょうだい」と言っていることが理解できた。なんでアテンダントが一般客を追い払って寛がなきゃいけないんだ。
 それでもここで反論をして国際紛争になっても仕方がないので、他に場所はないかと辺りを見まわせば、「あった!」フードコーナーの裏手にベンチが置いてあるではないか。おかげでワシャはフードコーナーのゴミ置き場を眺めながらの楽しいランチタイムを持つことができた。これもみんな博覧会協会のお偉い様がたのご配慮のおかげじゃのう。ありがたいありがたい。これで故郷(くに)へのいい土産話ができたわい。(合掌)
 ワシャが行った日が10万人の入場者だったが、それでもクソ混んでいた。それが7月17日は21万6000人もの入場者があったそうだ。あの日の倍かぁ・・・想像をするだけでもおぞましい。人気パビリオンでは7時間待ちがあったとさ、7時間と言えば通常の1日分の勤務時間ではないですか。それを棒に振って何を見るのか、見せたいのか、協会は入場者が多くなる可能性日に入場制限をするなどの対策を打ち出すそうだ。泥縄泥縄・・・