若者とばか者

 今日、地元の出初式を見に行ってきた。青天だったが底冷えのする寒い日だったが、消防団員たちは白い息を吐きながら観閲をうけていた。茶髪や髭づらの若者も多く見うけられたが、それでも整然と並んで行進をする彼らは格好よかった。光っていた。彼らがこの町の安全を担ってくれているんだということ忘れないでおこうと思った。
 青森市で成人式が行われた。日本全国どこにでもバカはいるもので、また式の最中に何人かのバカが舞台にあがって大騒ぎをしたらしい。悲しいかな、この手のバカは酒を飲んでとち狂うくらいでしか自分をアピールすることができないのである。消防団に入って地域のためにボランティアをするほどの根性も持ち合わせていない連中ばかりなのだ。
 寒風の中、銀色の消防服に身を固めて一斉放水をする若者たち、その真剣な眼差しは美しさすら感じる。かたや、明日が全国的には成人式の本番らしいが、派手な羽織袴の上に低能な頭をのっけたバカが各局のニュースに登場して嘲笑を浴びることだろう。
 若者にもいろいろある。