片山虎之助氏が今夏の参院選で比例公認されるという。エロタフ（山崎拓）氏は公認されないけどね。
片山さんが公認された理由が笑える。「日本消防協会」の会長で、その傘下の消防団員１００万の票が見込めるからだそうだ。もし自民党本部がこの票をあてにして「７０歳ルール」を破って片山氏を担ぎ出したとしたら、もう自民党は「末期的」と言っていい。日本消防協会が動かせる票と、老害政治に見切りをつけて離れていく票のどちらが多くなるのか、そんな票読みもできないほど自民党本部は衰えてしまったのか。
地域の消防団員を構成しているのは、中小零細企業の経営者や従業員、商店主、自営業者、百姓、サラリーマン、公務員などなど多種多様の住民である。多種多様ではあるが共通点のある人たちだ。それは、地域のために力を尽くそうとする真面目な住民ということである。そして、この真面目で良質な人々が、ここ数年、自民党にもっとも騙されてきた層でもある。自民党の悪政で疲弊しきっているこの人たちに、たとえ会長の片山さんが「自民党に一票入れてくんなまし」と頼んだところで１０％の票も動くまい。そんなことも読めずして、参議院議員選挙に突入したら自民党は壊滅しまっせ。
運のいいことに今日は全国津々浦々で消防の出初式が挙行される。どの消防署でも雛壇が設えられて、国会議員の先生方がゲストとして招かれて、一席ぶつことになるだろう。ここが肝心だ。雛壇なんかに座っていても消防団員の生の声は聞こえない。さっさと雛壇から降りて消防団員の中に入って彼らの本音を聴くがいい。そこにこそ凋落する自民党再生の鍵があると思う。
健全保守を復活させるためにも急げ！参院選は近いぞ。
さて、ワシャもそろそろ地元の出初式に行くとするか。かわいい後輩たちの晴れ舞台を見るために、そして政治家たちがどんなことを発言するかを聴くために。楽しみだな〜。
（下にもあります）
