ダグワドルジ君、大失態

 ついにやってしまったダグワドルジ君である。
 昨日のテレビ東京の番組で「いい旅・新春3時間スペシャル」で朝青龍が部屋の若い衆を連れて山梨辺をワゴンバスで優雅な大名旅行ときたものだ。スタジオにはそのバカ旅行の解説をさせるために、ご丁寧に高砂親方まで呼んで「青龍は大人になりましたね」とか「若い衆の面倒を見ていますね」とかバカなコメントまでつけさせていた。
 基本的なことだが朝青龍横綱なのである。画面の中ではしゃぐ朝青龍に対して親方はしきりに24歳のばか者(違った)、若者という点を強調していたが、それは間違いだ。朝青龍は24歳の若者である前に横綱なのである。角界の頂点に君臨する神なのだということを忘れてはいけない。歴代横綱の中でもこれほど軽薄な横綱を見た記憶がないのである。ジェットコースターに乗ってはいけないとは言わないが、横綱が奇声を発して大騒ぎをする姿を放映してはいけない。温泉では尻は見せるわ、あろうことか股間もっこりまで濡れタオル越しにご開陳になるわ、バカもここまでくれば横綱級だ(横綱だった)。挙句の果てに横綱総見は体調が悪いとか理由をつけて出てこないのである。横綱審議委員の皆さ〜ん、おたくら徹底的になめられていますよ。
 相撲は格闘技である前に、文化であり儀式でもある。そのことを誰かこのガキに教えてあげる人はいないのだろうか。ある意味で稀代の迷横綱双羽黒よりもたちが悪い。これでは昔からの好角家はどんどんと離れていってしまうぞよ。
(おまけ)
あっ!そう言えば「朝まで生テレビ!」の司会者でおなじみの長野智子スマトラ沖大地震のリポートで被災現場に入っていたが、さすが長野、長袖のパーカーを着込んで仕事をしていた。これがプロというものである。