外国人があふれていないか その1

 私の住んでいる地方都市にも外国人が増えている。
 中学校のクラスには、ロペスだのロベスピエールだの(ホントかいな)あちゃらの名前の子どもが何人かいる。あるいはあきらかに日本人ではない濃い顔立ちの人が、ポンコツの軽自動車に乗っていたり、国産の高級車に乗っていたり、下町のスーパーは、国際市場と化しており、ポルトガル語スペイン語、中国語、果てはタガログ語までが飛び交っている。おいおいここはどこの国なんだ。
 外国人入国者は年々増えている。それに伴って外国人の犯罪も増加傾向にある。14年の外国人検挙件数は12,000件あった。外国人受刑者は3,900人となっており、これは平成10年と比較し70%もの増加となっている。少年Aも問題だが、外人Xも不気味なのだ。
 福岡では一家四人が惨殺された。大分では留学生を援助していた慈善家が、よりによって世話をしていた留学生に殺された。愛知県でも外国人による自動車の窃盗は日常茶飯事となっている。言語、文化、価値観が根本的に違う人間はやはり怖い。国際化も結構だが、畳文化の島国に土足で上がりこんできて、傍若無人な振る舞いをするのは、やはり異常だ。「郷に入っては郷に従う」あるいは「ローマにいる時はローマ人が為す通りに為せ」とも言う。異邦からのまろうどはもう少し謙虚になれないものだろうか。ラフカディオ・ハーンが愛してやまなかった美しい文化、風土、生活習慣に溶けこもうとする努力はできないものだろうか。
 年間600万人が日本に入国している(密入国者は不明)。日本で就労する外国人は74万人を数え、その内で不法就労者は24万人を優に超えている(もちろん氷山の一角だが)。日本はアメリカの25分の1の面積しかないちっぽけな国である。為政者は、僅かしかない国土を誰に切り売りしようというのか。鎖国せよとは言わないけれど、もう少し入国管理をしっかりして、不法就労者を整理していかなければ、この国は、心優しき日本人にとってますます住みにくい国になっていくだろう。
〈「外国人があふれていないか その2」に続く〉