地域にぞろぞろ外人が入ってくるのが国際化?

 昨日の昼休みの市街地を走る自転車道でのこと。
食事を済ませて職場に向かう道すがら。明らかに東南アジア系の風貌をもつ若者が携帯を掛けながら自転車で走って来た。片手運転である。衝突すると危ないので、彼が通り過ぎるまでしばし自転車を停めて待つ。
彼は大声で話しながらワシャの横ギリギリを猛スピードで抜けて行った。耳をすませて聴いていたが、何語で喋っているのかワシャには解からない。タガログ語なのかピリピノ語なのか、あるいはベトナム語かもしれない。
 彼が遠ざかるのを見送っていると、彼は対向から走って来た2人の若い女性の自転車と衝突しそうになり、それでも器用にすり抜けて走り去った。若い女性と ぶつからなくて良かった。その2人がワシャの横を追い越して行く。2人は中国語で会話している。外人が多いなぁ。
 その後、腹を出したブラジル系のオバサンともすれ違った。その人も大きな声で――あれはポルトガル語だろう――携帯を掛けていた。
 ここはどこの国なのだろう。

 ワシャは外国人が日本に来ることに対して否定するものではない。観光で大いに来てくれればいいし、日本に帰化したいというのであればそれも歓迎する。実際にワシャには外国人の友人がいるが、彼らは良き隣人だし、素敵な旅行者である。
 でもね、これだけは真剣に考えたい。ここは日本という国なのだ。2000年も前から文明の灯が点き、この国を本拠に生きようとした人々が営々と歴史を紡いできた。もちろん、この国を造ってきたのは、朝鮮半島から、あるいは東南アジアや島嶼アジアから黒潮にのってやってきた外つ国の人だろう。でもね、彼らはこの国の土になろうと決めた時、この国の自然、風土、歴史、文化を受け入れてきた。
 少なくとも、自転車道で出会った外国人が、2000年に渡って日本人が築いてきた日本列島に住み続けたいと思うならば、まず、日本の歴史を知れ。日本の風土を語るのに必要な日本語を学べ。そうしてから門戸を叩くのが礼儀ではないか。
 どうも、最近、傍若無人な外国人が目につきすぎる。もう少し「遠慮」という日本文化を身に着けた方がいい。